彼のイヤなところが目に付いてしまったときの心理学

恋人との仲が深まるにつれ、さまざまな顔を知ることが増えてきます。「こんな一面もあったんだ！」と嬉しくなることはもちろん、時には「え？　これはちょっと……」と引いてしまうこともあるでしょう。それはある程度仕方がないことですが、あまりにも彼の粗ばかりが目に付いてしまうと、ケンカなど不仲の原因にもなりかねません。彼の良いところが分からないと、自分自身のことも信じられなくなってしまいますよね。そこで今回は心理学をもとにして、彼のイヤなところが目に付いてしまった時の心の動きと対処法を学びたいと思います。

自分の無価値感が刺激された場合

彼への好きの中で憧れや尊敬の気持ちが強い場合に、彼のイヤなところが目に付いてしまうことがあります。それは相手に好意を持ち、心理的距離が近付いているからこそのもの。魅力的で素敵な彼と自分を比べた時に、容姿や経済力で劣っているのではないか？　つり合いが取れていないのではないか？　と不安に思うのです。その「不安」＝「無価値感」からイヤなところが目に付いてしまうのなら、解決策としては自分の良いところを知ることが一番でしょう。

表面のみで判断してしまう場合

例えば「○○ちゃんは優柔不断だよね」と彼にダメ出しをされた時に、いつも人の行動に文句を付けてくる男だなと思うか、それとも自分のことだけじゃなく私のことも見て注意してもらえてるんだなと思うか。例えば彼がお金を稼ぐことに必死すぎるほど仕事に打ち込んでいる時に、お金お金っていやらしくて守銭奴みたいだと思うか、それとも努力家で将来のこともきちんと考えている人だと思うか――。
相手の本質を見ようともせずに、ごく個人的な感情や偏った価値観で「こういうところがイヤ！」と決めつけてしまっている可能性はゼロではないのです。彼の発言や行動は何がもとになっているのか、どうしてそうなったのかと考えることで、目に付いてしまうイヤなところは減るかもしれません。

ストレスやホルモンの乱れが原因の場合

疲れていたりホルモンバランスが崩れてしまっていると、わけもなくイライラしてしまうことってありますよね。いつもより彼のイヤなところが目に付いてイライラして、そんな自分に自己嫌悪してまたイライラして……。人間ですもの、仕方がないことではあるのですが、それが長く続いてしまうのは大問題。早急に解決したいですよね。
この場合は、本当は彼もあなたも悪くないのです。たまたま気持ちが不安定で、どんな人にでもある欠点の１つや２つが妙に気になってしまうだけ。そもそも恋人が悪いところばかりというのはあり得ません。なぜなら、相手に素敵な部分が山ほどあるからあなたは彼に惹かれ、好きになって、今お付き合いをしているのだから。好きという事実は、変えようのないものです。

もっとポジティブな見方をすると、彼のイヤなところが目に付いてきたら、それはむしろ愛を深めるチャンスになります。恋は盲目と呼ばれる時期から抜け出して、彼の奥底にある魅力をも覗き見られるかも。彼のイヤなところが目に付いたときの心の動きと対処法、いかがでしたか？　ぜひ皆さまも参考にしていただければ幸いです。