“ひとりになりたい男”と“片時も離れたくない女”この溝をどう埋めればいい??
恋愛でもっとも悩ましいのは、男女の思考の違い。いくら愛し合っているとはいえ、パートナーの心のうちをすべて読みつくせるという人はおそらく皆無でしょう。そのなかでもとくに感じる違いが、自由になる時間があっても“ひとりになりたい”と思う男と、“できる限り一緒にいたい”と感じる女。このミスマッチは付き合いの長いカップルでもなかなか埋めていくことができないように感じます。
ではこの問題をどう解決していけばいいのでしょうか、筆者なりにいろいろ考えてみました。
「ひとりになりたい」=「君と一緒にいたくない」ということではない!
私たち女性は他人の気持ちを読みとることにとても敏感です。このことは男女の考えの違いの根本として覚えておいた方がよさそう。つまり女性は、他人の心のうちについてあれこれ詮索(分析?)し、どんなふうに思っているのか解釈しようとするのです。ですから彼から、「今はひとりにさせて」なんていわれると、即「彼って、私のこと嫌いになったんじゃないの!?」なんてパニック状態に陥るのです。でも安心してください。彼の「ひとりになりたい」は“君のことが嫌いになった”ではありません。文字通り「ひとりになってくつろぎたい。リラックスしたい」であり、それ以上でも、それ以下でもないのです。相手の気持ちを深読みしすぎないこと、それだけで気持ちもだいぶ楽になるのではないでしょうか。
健全な恋愛関係のためには、お互いそれぞれの時間を充実させることが不可欠
恋愛カウンセラーのアドバイスの定番ですが、もう一度おさらいしましょう。
「健全な恋愛関係のためには、お互いそれぞれの時間を充実させることが大切」
カップルだからといって、四六時中いつも一緒にいて離れないというのは人間関係としてもよろしくないのです。ずっとそばにいてはどんなに仲がよくても疲れてくるものだし、相手に飽きてしまうのも時間の問題。そうではなくあえてべつべつに過ごすことで、また会ったとき新鮮な気分になれるし「ああ、この人と恋人になれてよかった」としみじみ思うこともあるでしょう。仕事・趣味・あるいは友だち関係でもなんでもよし! 恋愛以外のことが充実している人のほうが、恋愛オンリーな人より輝いているはずですよ!それでも、もっともっと一緒にいたい……そんなときはどうする??
彼の気持ちを深読みしすぎてはいけないのはわかった。お互いべつべつの時間を過ごすことがふたりの関係のためにもいいこともわかった。でもやっぱり彼から「ひとりにさせて」といわれると寂しくなってしまう……という人は、どうすればいいのでしょう? そんなお悩みに対するひとつの解答はずばり……
「じゃあ、もっとセックスしてみてはどうでしょう?」
というものです。カップルとしての時間を過ごしているのに“もっと、もっと”と思ってしまう、そんな精神的飢餓感があるなら、肉体的により強く、深く愛し合うことで、安心感や愛されている感を得るというのはアリだと思います。そもそも、心と体は密接に結びついているのですから、肉体的に満たされることで、精神的にも満足できるかもしれません。
ただダラダラと長く一緒にいることだけが仲良しというわけではありません。限られた時間のなかでどれだけ愛を深められるか、そして彼の意思を尊重し、お互いべつべつの時間を充実させられるか――というのも恋愛関係を良好にキープしていくために大切なことです。