チャラいわけじゃない!? 出会いの場に足を運びまくる本当の理由

2015.07.20

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友人に夜遊びが大好きな女の子が数人います。彼女たちはギャルでもなければフリーターでもありません。都内勤務のOLで、それなりにいい大学を出て、容姿も身なりも整っています。華やかで綺麗、いわゆるモテ系です。そんな彼女たちですが彼氏がいてもいなくても関係なく、頻繁に出会いの場に足を運んでいます。ときには銀座のバー、ときには合コン、さらには街コンやお見合いパーティーといった場所にまであしげく通い、ちやほやされるという行動を繰り返しています。面白いのは、彼女たちは本気で恋人相手を探しているようにはとても見えないこと。「どうしてなのかな?」よりも「何がしたいんだろう?」が勝り、しばらく観察してみるとあることに気づきました。ここではそこで得た気づきをご紹介します。


心が満たされていない

出会いの場に繰り返し足を運ぶ女性は、それなりに自分の容姿に自信のある子が多いです。「ちやほやされる」という確証があって通うので、自分の外見の市場価値をそれなりに把握しています。筆者の友人たちは頭もいいので、会話も面白く政治や経済の話などもできます。頭がよく、容姿もよく、明るいコミュニケーションがとれる。ちょっとスペックが高くてふつうの男性が手を伸ばせないような感じです。キラキラしているので周囲は気づかず、ただちやほやするのですが実は彼女たちはそれでは満たされていません。「そんなに恵まれているのにどうして!?」と不思議に思いますが、外側は満たされていても内側が満たされていない人って結構多いのです。むしろ、外側が満たされているぶん、内側の渇きは大きくなります。

外側から満たそうとする

心の穴に気づいた彼女たちは、ぱさぱさに乾いていく心をどうにかして潤そうと躍起になります。いつでも「何かが足りない」という状態で、満たされません。「できるだけ大勢の人からちやほやされること」でしか渇きを解消できないので、たくさんダイエットをして理想の体型を目指し、誰からも好かれるように容姿を磨き、頻繁に出会いの場へ足を運びます。彼女たちにとって出会いの場は「刹那的に自分を満たしてくれる場所」。たとえ一時的なものであっても、そこへいるときは虚しさや渇きから解放され、満たされたような気持ちになります。一度それを得てしまうと、「ここに来れば満足できる」と勘違いして、何度も何度も通い詰めてしまうのです。彼女たちの問題は、自分の内側に抱える「渇き」や「心の穴」を外側から満たそうとしている点にあります。よく知らない人から言われる「かわいい」「きれい」「付き合ってほしい」といった言葉によって外側から満たされようとするのでうまくいきません。

内側から満たさなければ解決しない

ところが、どんなに外側に愛情を求めても、自分の内側が満たされるわけではありません。むしろ、「まだまだ足りない」と渇望し、相手に求めることのハードルが高くなります。自分を満たせるのは自分だけ。愛されることよりも、愛することで彼女たちの空洞は満たされていくはずです。そのためには、現状の自分と向き合い、受け入れる必要がありそうです。

2015.07.20

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko