期待外れになるかも……? 恋が実りやすいといわれる「趣味コン」の落とし穴
合コンや街コンといった出会いの場が数多くつくらられていますが、なかでも「趣味コン」に注目が集まっています。みなさんは「趣味コン」もう知っていますか? 恋が実りやすいと言われている「趣味コン」ですが、実は落とし穴があるそうです……。
そこでここでは、今話題の「趣味コン」についてご紹介します。
「趣味コン」ってなに?
趣味コンとはその名の通り「共通の趣味をもった人が集まる合コン」のこと。ゲームやアニメ、写真、鉄道、テニス、映画、ゴルフなどなど、趣味コンの内容は多岐にわたります。
なんの共通点のない通常の合コンや街コンで出会うよりも、共通点を持つ人同士が集まることで話が弾み、恋に進展しやすいと言われています。
お互いに好きなものが合致しているぶん、相手との距離も縮まりやすいのでは……なんて思いますよね。そこで、実際に趣味コンに参加したM子に話を聞いてみました。
趣味コンに参加して失敗したM子の話
読書好きのM子が参加したのは、神保町で開催される「読書コン」でした。開催時間は14時から17時。開催場所といい、開催時間といいとても健全な読書好きな男女が集まるイメージがあります。M子は、「自分と趣味が合った男性との縁があるかもしれない」と期待して読書コンに挑んだそう。ところが、いざ参加してみてびっくり! 参加してきた男性たちはあまり読書をしていない人たちばかりだったそうです。M子いわく――。
「どんな作家が好きですか? って聞くと、みんな“東野圭吾”って言うんだよね。ほかにはどんな作家を読みますかって聞いたら、全然答えてくれなくて……。読書が趣味っていうんじゃなくて、東野圭吾のファンなだけじゃん! って思った」
▽ 読書を共通点として話すはずが、東野圭吾の話ばかり。自分の読んだ本の話をしても、ちっとも伝わらなかったことにM子はやきもきしたそうです。
趣味というより「それを趣味にしている子が好き」
趣味コンというのになぜM子のような事態が起こったのでしょうか。M子はこう話します。
「結局、本が好きかどうかじゃなくて、本を読んでいるような女の子が好きな人たちが来たって感じだったよ。話す内容が面白くないわりに、一方的に話し続けるし、うんざりした」
▽ ボロクソに言っていましたが、たしかにM子の言っていることは間違いではないかもしれません。
読書が好きというよりは、本を読んでいる大人しそうな文学少女が好き、そんな女性と出会いたいから読書コンに参加したというのが正解なのでしょう。純粋に共通の趣味から恋を発展させたかったM子にとっては不服なようでした。
「好きなもの」が一緒だからこそ衝突が絶えないことも……
また、アニメの趣味コンに参加したY子は
「いいなって思ってた人とアニメについて話してたら、お互いの解釈が全然違って。なんとなく険悪なムードになった」
とも言っていました。好きなものが一緒だからこそ、お互いのこだわりが強いと衝突する可能性も高まります。一歩距離をおいて眺められるような趣味でないと難しいのかもしれませんね。