産後クライシスでセックスレス……夫婦の危機をどうのりきる??

2015.06.29

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妊娠してめでたく出産、新生児の赤ちゃんはとってもかわいいのですがお世話も大変……。慣れない育児に苦戦しているうちに、あらゆることの最優先が子どもになり、夫とはロマンティックな気分になれなくなる……ということは珍しいことではありません。とりわけ育児に積極的に関わってくれない夫に対しては不満も高まりやすく、産後セックスレスになる夫婦もじつはかなり多いようです。
子どもが生まれてわずか数年で離婚してしまうカップルもたくさんいるそう。せっかく家族が増えて幸せになるはずなのに、家庭が壊れてしまうというのはとても悲しいこと。それに今の日本でシングルマザーとして生きることは女性としてもけっして生易しいものではないはずです。
だからこそ、この夫婦の危機を見すごさず、うまくのりきることがとても大切。ではそのためにはどうすればよいのか考えてみました。


育児をすべて引き受けようとしない、産後こそ夫にもっと甘えていい

どんな女性だって、子どもを産んだからといってすぐに“完璧な母”になれるわけではありません。むしろはじめてのことだらけで、戸惑いや不安そしてストレスに圧倒されるのが当たり前。ですから育児のすべてを自分で完璧にこなそうとせず、最も身近な存在である夫にもっと助けを求め、甘えていいし、むしろそうするべき。そうすることで、夫も育児の大変さやあなたのつらさをより理解し、わかってくれるようになるはずです。それに妻がひとりで育児に頑張りすぎ、夫が疎外感を覚えてしまうような事態は夫婦関係にとっても望ましくありません。

セックスに直結しなくても、たくさんスキンシップをはかって愛情を確かめ合う

たしかに出産してしばらく“したい”気分になれないママも多いものです。でもセックスだけが夫婦の愛情表現ではないはず。むしろキスやハグ、手をつなぐといったスキンシップをたくさんして「あなたのことが大好き」という気持ちを相手に伝えることも大切です。夜つかれているときは、夫に体をマッサージしてもらうのもよいでしょう、そこからなんとなくお互いのムードが高まればしめたもの。でもプレッシャーに感じる必要はありません。すぐにセックスを再開できるようになれればいいですが、それはそれぞれの夫婦によります。セックスを目的と考えず、お互いの愛情がしっかり夫婦として深まっていることがなによりも大切ではないでしょうか。

たくさん話し合う、“ありがとう”と伝える……日常の小さな気づかいを忘れない

毎日休みのない育児に疲れはてると、夫とまともに会話することすらおっくうになることがあるかもしれません。でもそんなときこそ今の自分の気持ちを素直に吐きだして、夫とたくさん話し合ってみましょう、たとえグチでも自分のなかにためこまず、気持ちをわかってもらう努力が必要です。夫婦のあいだで会話が少なくなってしまったら、それこそコミュニケーション不足で大問題! そして日ごろから小さなことでも相手に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。その一言があるだけで、かなり相手の気持ちも変わってくるものです。

とにかく育児が大変で気持ちが鬱々となっているときほど、小さな気づかいを忘れないようにしたいものです。そうした気づかいの積み重ねこそ、夫婦関係を末永く良好に保つ秘訣。セックスレスという問題だけでなく、もっと大きな視点でふたりの関係を捉えてみてはいかがでしょう。

2015.06.29

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。