【20代婚活道! vol.1】恋愛経験ゼロの女子が婚活しようと思った理由

2015.06.01

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「私、婚活しようと思うの……」
深夜の3時に、26歳の友人・K子から突然そんなLINEが届きました。眠い目をこすりつつワケを聞くと、友達の結婚式に参加して「私も幸せになりたい!」と堅く決意したそうです。
たしかに20代も半ばになると周りの第一次結婚ラッシュを迎える頃。気持ちはわかりますが、何が驚いたかってK子は恋愛経験ゼロなのです。結婚適齢期にはまだ早い年齢であるにもかかわらず、恋愛をすっ飛ばして婚活に挑戦しようとするなんて、いったい何を考えているんでしょう?
そんなツワモノ(というよりキワモノ?)のK子が、婚活を決意した理由、そして婚活に奮闘する様子をご覧いただきましょう!


見つめるだけの片思いで青春時代が終了する

もともと恋愛下手だったK子の初恋は、高校生の頃。同じクラスのマジメで寡黙なM原くんに思いを寄せていたそうです。好きになった理由は「なんとなくいいと思ったから」。話した回数は「プリント配って」と小さな声での「おはよう」のみ、とごくわずか。
なんの理由もなく唐突に好きになったM原くんをひたすら見つめ続け、何もせずに高校を卒業したそうです。ザ・見つめるだけの片思い。思春期時代にはあるあるですよね。とはいえK子のなかではときと共に美化されて、その片思いが壮大なものになっていました。K子の口から飛び出すのは、「もうあんなに好きになれる人っていない!」「いつかどこかで運命の再会を果たせないかなぁ」というドラマチックなフレーズたち。

「自分には恋愛は向いていない」と悟った26歳

というわけで恋愛の話になるたびに高校時代のM原くんとの思い出を語るK子は、あるとき友人にこう指摘されました。

「それってもう10年前の話じゃん。ていうか、M原くんとはほとんどしゃべったこともなかったんでしょ? それってただシチュエーションに酔ってただけじゃない?」

初恋であるM原くんとの思い出を否定され、ムッとしたK子。しかし、よくよく考えてみると「自分はM原くんの何を知っていたんだろう?」と思ったそうです。K子が好きだったのは、M原くんではなく、M原くんに思いを寄せる自分。恋に恋するとはまさにこれです。そんなこともあり、「自分には恋愛が向いていないのではないか…」とK子は思い至りました。

20代のうちに第一子を産みたいという野望

とはいえ、いくら恋愛が向いていないからといって婚活は早急すぎないか……? と思いますよね。K子に婚活を始めた理由を聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「私は子どもが3人ほしいの。で、20代のうちに第一子を産みたい!」

なるほど。K子は子どもほしさゆえに婚活を考えているそうです。さらに……、

「29歳で第一子を出産するなら、妊娠期間が10ヶ月あるとして28歳までに結婚をしないといけないよね。婚活本で読んだんだけど、出会いから結婚までに必要な時間の平均は、婚活だと2.5年で、恋愛だと4.1年なの。つまり今から恋愛を始めていたら30歳までに子どもを産むのは間に合わない!」

たしかに女性は35歳をすぎると妊娠率がぐんと低くなってしまうもの。また妊娠しにくかった場合の不妊治療には100万円以上を費やすことになります。遅くに出産すればするほど子育てと親の介護のタイミングが重なる可能性もあるので、呑気に恋愛をしている場合ではないとK子は現実をみたようでした。

K子の20代婚活道、vol.2に続きます!

2015.06.01

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko