結婚生活をつづけていくうえで、自分に問いかけてみるべきこととは??

2015.04.10

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

人生のなかで“この人こそは”と思える相手と出会い、そして結婚。その結婚生活をずっと守っていきたいときっと誰もが思うはず。でも昨今の離婚率の高さを考えると、それがいかに難しいことなのか、悩んだり途方に暮れてしまったりすることもあるでしょう。もちろん相手があっての結婚生活ですが、自分の意思で難しい局面を乗り越えていく強さも欠かせません。そこで結婚生活に行き詰まりや疑問を感じたとき、まず自分に問いかけてみてほしいことがあります。それは、

“ふたりにとって幸せで満足のできる結婚生活を送るために、私が変わるべきこととは何?”

というものです。


原因を相手に求めた結果、すれ違うことも

多くの人がそんな局面になった場合、まずその原因を相手に求め、「もっと彼がこんなふうになってくれたらいいのに……」と、相手が態度や行動を変えることを望んでしまいます。
そしてそれがなかなかうまくいかないと、相手に対して嫌悪感や敵意さえ覚えるようになるのです。そうなってしまったら、もう夫婦仲が冷めきってしまうのも時間の問題。坂道を転げ落ちるかのように、ふたりの仲は険悪になっていくことでしょう。
でもそもそも一人前の大人の価値観や日ごろの言動を他人が変えようとすること自体が、とても非現実的なことなのです。特に男性は、パートナーからの働きかけで自分の今まで築いてきたライフスタイルを変えることに大きな抵抗を覚えます。妻としては彼のために良かれと思ってするアドバイスすらも、自分のプライドを傷つけたり、余計な過干渉と受け取られてしまうことがよくあるのです。そのあたりの機微をしっかりふまえていないと、お互いの思惑がすれ違ってしまいます。

大切なのは自分がどう変われるか

だからこそ、夫婦ふたりにとって幸せな結婚生活を続けていきたいのなら、まず考えるべきは、相手を自分の思うように変えようとするのではなく、まず“自分がどう変われるか”ということです。夫の考え方や価値観を一挙にくつがえすことはできません。でも自分の心持ちや考え方を変えることは、できるはずです。そして本当に賢い妻とは、そんな自分自身の変化を相手にもあまり気づかせず、それでいて相手も自然と望ましい方向に変わるよう導いていける存在と言えるでしょう。
そのためには、どんなことが大切なのでしょうか。まとめてみると……

――相手の長所や愛すべき特性を、できるかぎり考えてみる。そして最初に付き合ったとき、どんなところに惹かれたのか(頼もしさ、やさしさ、ユーモア、など)思いだしてみる。

――相手への不満が募ったときこそ、やさしく笑顔で接するよう心がける。どうしても気になることについては“小言”や“注意”ではなく、“お願い”するように伝える。

――すぐになにかが劇的に変わることはないと自覚する。日々の生活のなかで少しでも相手が好ましい変化を見せたら、すかさず“嬉しい”と褒める。

――記念日、誕生日といった節目を忘れずに、ふたりで祝うことを忘れない。“この人と結婚してほんとうに良かった”という気持ちを節目ごとに思い出す効果がある。

いかがですか? どんなに仲が良く見えるカップルだって、つねにパーフェクトな関係であることはありません。ときには不満が爆発したり相手に疑問を感じたりしながらも、結婚した時の気持ちを思いだしたり、相手を気遣ったりしながらすこしずついろんなことを克服していくのです。だからこそ、折々にこの問いかけを思いだしてみることがいいかもしれません。

参考記事(海外サイト):The one question that will transform your marriage

2015.04.10

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。