“イキたかったら、フリをしろ!”、女子も気持ちいいセックスをするためのアドバイスとは?
大好きな彼とは、体の相性もぴったり! ……っていうのが理想ですが、現実にはなかなか難しいよう。いくら性格や価値観があっても、ことセックスになるとお互い遠慮してしまったり、相手のペースに合わせて自分のニーズをきちんと直視できなかったり、ということが多いようです。海外の481名の女性を対象としたアンケートでは、じつに80%近くの女性が、“イッたフリをしている”との回答が。ということは、本当にオーガズムに達している女性が圧倒的に少ないという事実でもあります。これがカップルたちのセックスの現実なのでしょうか?? 非常に気になってしまいます。
ところでこのフリをする理由としては……
1位:彼の感情を傷つけるのが怖いから
2位:セックスについて恐れや不安感があるから
3位:フリをすることで気分が盛り上がり、オーガズムに達しやすくなるから
というもの。1位の相手の気持ちをおもんばかって……というのはなんとなく想像できます。女子のほうからセックスに対する不満を表すのは、やっぱり彼のプライドをいたく傷つけてしまいそうだし、関係そのものにもヒビが入ってしまいかねません。2位については、セックスに対して、いまいちネガティブなイメージを引きずってしまっているからと考えられるでしょう。
興味深いのは3位、“フリをすることで、気持ちが高まる”というもの。なんだか自己演出的な感じもしますが、はたしてフリをすることで本当のオーガズムに近づけるのでしょうか。
フリでも効果はあるの?
たとえば、心理学の分野でも“実際にはそうでなくても、そのように振舞うことで、だんだん本当のことになってくる”ことは知られており、うつ病患者などのセラピーに応用されていることがあります。つらいときでも笑顔を作ることで、幸福ホルモンが高まり、幸せな気分になるとか。そのうちその笑顔は強制されたものでなく、本当の笑顔になり、気分も明るくなる、というケースなどです。
セックスの場合でも、女性側がすごく感じている様子を見せれば、男性ももっと興奮し、その結果、満足度の高いセックスにつながるということは大いに考えられるでしょう。呼吸を早める、声を出す、腰を動かす、といった動きを組み合わせることで自然な“演技”に、そして気分も高まり、やがてほんもののオーガズムに達するというのも、ある意味大人の知恵と言えるかもしれません。
逆効果に注意!
ただし、まだ付き合いの浅い彼とのセックスでフリをするのは、かえって逆効果になるので良くないという意見もあります。まだお互いのことをよく知らない段階から、激しくイッている様子を見せてしまえば、彼はあなたが本当に感じているのだと信じ、自分の力を過信(?)してしまうことでしょう。いったんそんな妙な勘違いをしてしまった彼の考えを変えるのは、そう簡単なことではありません。いずれにせよ、カップルの満足のいくセックスのためにはコミュニケーションが欠かせません。彼の気持ちを傷つけず、でも自分も気持ちいいセックスをしたいなら、ときにはフリも交えつつ、そして“もっとこうして欲しい”と率直に正直な気持ちもダイレクトに伝えられることが必要です。