キープなんて要らない! 保険をかけている恋愛に未来はない

2015.03.08

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世の中には「二番目に好きな人と結婚した方が幸せだ」という考えもありますよね。その理由は、一番大好きな人と結婚すると、些細な事でも不安になり、小さなことでも過敏に反応してしまう。そんな自分に疲れてしまうぐらいなら……という理由もあれば、相手の気持ちが大きくて、愛されているな~と感じる方が女性にとっては幸せだという理由などなどです……。
恋愛と結婚を一緒に考える人もいれば、恋愛と結婚は別物だと考える人もいる。
二番目に好きな人と結婚した方が幸せになるという考えは、恋愛と結婚を別物に考えている人の意見だと思います。
でも、そんなに私たちは自分の気持ちのコントロールが上手いわけがないのです。だって、そんなにうまく自分をコントロールできるのなら、恋愛のイザコザで悲しい思いをすることも、自分の未来に不安を抱くこともないのです。ここで一つ分かることが、人は自分をコントロールする能力には長けていないが、コントロールするために分散させる能力はあると感じました。
今回は、その「気持ちを分散させる」ということについてお話したいと思います。


気持ちの分散、簡単にいうとキープ相手を作ること

気持を分散させることは、時に必要で大切なことです。……意味を間違いなければのお話ですが。その意味とは、彼ばかりになって自分を見失うのではなく、自分自身を見つめ向上させることに意識をもっていくこと、これは、自分と彼とで気持ちを分散させているという事です。
ですが間違った分散方法は、大好きな彼がいるのに、他の男性とも関係を築き、彼ばかりにならないように他の男性で気持ちを分散させることです。後者の方法をとるのは女性に多く、男性のように浮気感覚ではなく、一番の彼が好きだから故ともいえる行動です。
だからと言って正しい、正しくないは判断できませんが、この方法は意味がないし時間の無駄になりうる可能性が高いです。

彼が居てこそのキープ相手なら、尚更要らない

一番二番と決めるのは、どれだけ上からモノを言っているのよ! と思われてしまいまそうですが、キープ相手を作って気持ちを分散させるという事は、彼ありきのキープ相手という事なのです。
彼が心の隙間を埋めてくれないぶん、キープ相手にそこを望むということは、彼が居なくなった時キープの存在が薄らぐのは当たり前です。ですから、彼と別れた時キープ相手ともサヨナラというのがパターンなのでしょう。

保険をかける恋愛に未来はない

キープとは「保険」という意味です。私たちは恋愛にたくさんの保険をかけてしまいます。形ある物ではないから、保険をかけて心を安定させるのは大切かもしれませんが、分散させることで得られるものは、罪悪感と空虚感と後悔だけが残ります。
恋愛に片足を突っ込むのは誰でもできます。でも両足で飛び込むことは、本当に勇気がいりますよね。でも、その勇気に見合った見返りはちゃんと返って来ます。一人の人を愛することができる幸せと、思いが通じた瞬間の世界が変わる感覚など、自分以外に愛する人ができた時やっと感じることができるのです。

実る、実らないじゃなく、どれだけ相手を思えるかが大切だと思います。
出会えた事に感謝! なんて言葉も、漫画の世界だけじゃないと筆者は思います。

2015.03.08

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記事を書いたのはこの人

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Written by 木村 比音(なお)

『愛』が人生のテーマ。 特技は本の世界に入り込むこと。 女の子は恋して夢みていい生き物なのです。 素敵女子目指して日々空想中。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子