女装子に聞く! ~こちらが負けてしまいそうなほどの可愛らしさに隠された秘密とは~
今、巷で「女装子(じょそこ)」が流行していることを、読者の皆さまはご存知でしょうか? 流行といってば語弊があるかもしれませんが、とにかく年代問わずに男性が女装に目覚め始めているのです。思えば私たち女性も、はじめてお化粧をした時のワクワク感、はじめて自分で選んだドレスを着た日のドキドキ感はなかなか忘れられず、やみつきになりますよね。
女装子はセクシャルマイノリティー? 趣味? それとも、変身願望? 世の中の女装子たちはまるで女の子みたい! いえ、それどころか……女の子より可愛いかも!? 今回はそんな女装子本人に、どうしてそんなに可愛いのか、きっかけなどのお話しを聞くことができました。○○に聞く! シリーズ第7弾、どうぞお楽しみくださいませ。
あなたはなぜ、女装を?
・「女の子の可愛さが羨ましくて、です。女の子になりたいわけではなくて、女の子の可愛さを体験したかったから」(20代/女装バーでアルバイト)
・「外出に時間がかかる妻に文句を言ったら、『あなたじゃ私の大変さが分からないわよね』と言われて、それならと。まさかこんなにハマってしまうとはね(笑)」(40代/月1女装の会社員)
▽ 色物のように見られたりアンダーグラウンドな扱いをされていた女装子は今は昔、2014年の流行語にもノミネートされるほどになりました。セクシャルマイノリティーではなくても、つまり性的趣向とは関係無しに、ただ趣味や選択としての女装が広まっています。トレンドに敏感な男性の間で、女性ものの細身のデザインが好きで女装に目覚める方も少なくないようです。私たちが今日はワンピースにしようかな、今月は和服を着たいな、などと悩むのと同じで、選択肢の一つに女装があるのです。
あなたの女装、可愛さの秘訣は?
・「女性って大変! 付けなきゃいけないものがたくさんあって……。でも女性は、それを大変だと思ってないんだよね。すごいね。とりあえず保水と保湿をしっっっっかりすること! じゃないと男の肌にはメイクがのらなくてさぁ。可愛くなりますように、って願いながら塗ってる」(30代/女装サロンで二度経験のWebデザイナー)
・「男性は女性に比べて彫りが深いので、それを丸く柔らかくするように髪も顔も作ります。仕草もちょっと気にしますよ、手の動きを丁寧にしたり、脚を閉じて座ったり。可愛いって言われると、かなり嬉しい!」(20代/女装バー常連の美容師)
▽ 男も女も、キレイになりたい。美しいものが、好き。そんな自然な願望の一つが、女装なのかもしれません。女装子専門店やインターネットでは、男性用のメイク用品なども充実しているそう。ゴージャスでキラキラしたドラッグクイーン的女装や サービス&カルチャーの二丁目的女装とも相異なる、リアルでふつうな女の子的ナチュラル女装が主流の今、彼女たちから学ぶ“可愛い”はたくさんありますね。
最後に
今回お話しを聞きにうかがったのは、新宿二丁目の女装バー。二丁目にはそういったコンセプトバーやカフェがたくさんあり、どこも入りやすい雰囲気作りがされていました。また麻布十番や恵比寿では、女装や男装ができるトータルビューティーサロンが次々とオープンしています。女の子になった彼女たちが鏡を見てうっとりする様子は、とてもキラキラとして見えました。読者の皆さまもぜひ一度、恋人や友人同士で訪れて新しい自分に出会ってみては?