なぜ彼はモラハラしてしまうのか? 原因からモラハラ夫対処法を考えよう
三船美佳さんと高橋ジョージさんの離婚の原因となった「モラル・ハラスメント」。言葉や態度で精神的に人を傷つけることを言い、被害にあう女性は少なくありません。
被害者の中には「私さえ我慢してやり過ごせば……」と耐えたり、逆にモラハラ仕返す人もいるでしょう。彼らにひそむ根本的な原因から、モラハラ夫への対策法を探りましょう。
モラハラ加害者が1番傷付いている
多くの人が自信のなさを感じたり、何かしらコンプレックスを抱えているのでは? それでもそれを他人に八つ当たりして解消する人は、そこまで多くないもの。普通は自制心が働きますし、罪悪感も出てきます。
ところがモラハラ加害者は、「他人を傷付けないと自分の自信が保てない」もの。相手を傷付ける言葉を放ち、傷付いた反応を見て、はじめて自分の尊厳が守れるのです。それほどの傷が、彼らにはあるのですね。
聞く耳を持たない加害者
そんなモラハラ加害者への対処は、とても厄介。我慢し続けていてはこちらがまいり、いずれ2人の関係に終わりが訪れます。
とはいえ、相手を責めたり、論理的におかしい点に言及しても、話し合いにはなりません。彼らにとってこちらの意見に耳を貸すということは、自分を崩すということ。それだけは避けたいモラハラ加害者は、全て他人を悪者にし、聞く耳を持たないものです。
そんな彼らに、被害者はどう対処したらいいのでしょうか?
1:被害者は自分を責めない
モラハラ被害者側は、「モラハラされることを受け入れている」部分もあります。被害者側も自分に自信がないため、彼の言われるがままに、自分自身を責めてしまう。そんなあなたの反応を見て、彼はよりいっそうあなたを責めるのです。
まずはあなた自身が自分を責めるのを止めましょう。彼のいいなりになり過ぎていませんか? 彼が言っているとは本当に正しく、公平ですか? 「女のくせに掃除が下手」など、何に対しても完璧を求められていませんか?
自信を持っている人は責められないのも、加害者の特徴です。
2:反応しない
彼の1番の望みは、「相手が傷ついている姿が見る」こと。「好きの反対は無関心」なんて言葉もありますが、1番効果的なのは、あなたが何も反応しないことです。
いくら傷付く言葉のシャワーを浴びても、あなたが悪いのでなく、自分のために言っているだけです。挑発に乗らない・感情的にならない・表情を変えないでいると、相手も手応えを感じなくなります。
3:第三者介入を考える」
結局は加害者が自分の心の闇と向き合い、自信を取り戻さないと問題は解決しません。それは彼が彼自身で心を決めてやることであり、莫大な時間と労力がかかることになります。
とはいえその間も、こちらは傷つきますよね。言われたことを記録し、双方の両親を巻き込むなど、第三者の介入も考えておきましょう。同時に自分1人でもやっていける下準備をするなど、関係を終わりにするところまで考えることも大切。たとえ別れなくても、あなた自身の自信に繋がります。