自分の行動は本当に返ってくる!? 恋愛にも応用できる「ブーメランの法則」

2015.02.26

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傷つく言葉やつらい言葉を投げかけられたとき、みなさんはどうしますか? 自分を守るために強く言い返したり、あるいは相手のことも傷つけようと躍起になってしまうこともあるでしょう。ここでは「お釈迦様と悪口男の話」を参考に、幸せに生きるコツをご紹介します。


お釈迦様と悪口男の話

みなさんは、先日ネット上で注目を集めていた「お釈迦様と悪口男の話」を知っていますか? 簡単に説明するとこんなお話になります。

あるところに、たくさんの人から尊敬されているお釈迦様をみて、嫉妬している男がいました。男は「どうしてあんな奴がチヤホヤされるんだ!」と嫉み、お釈迦様の鼻をあかすために、群衆のなかでお釈迦様をののしることにしました。そうすれば、お釈迦様は自分に暴言を吐くだろうと思ったのです。
男は予定通り、お釈迦様を大勢の前でののしりました。しかしお釈迦様は顔色一つ変えずに男の言葉をただただ聞いているだけでした。お釈迦様の弟子は苛立ちながら、「言いたい放題に言わせておいていいのですか!?」と尋ねましたが、お釈迦様はそれでも黙って男の罵詈雑言を聞いているだけです。そうこうしているうちに罵り続けていた男は疲れ、その場にしゃがみこんでしまいました。壁に暴言を放っているようで虚しくなってしまったのです。
そんな男をみてお釈迦様は問いました。「もしあなたが誰かにプレゼントをしようとして、相手が受け取らなかったらそのプレゼントは誰のものになるでしょう?」
すると男は、「そんなの、自分のものになると決まっている!」
と答えました。
そしてその瞬間、男は大事なことに気づいたのです。

受け取ってもらえなかったものは自分が受け取ることになる

悪口や暴言は、相手が受け取らなければ自分に返ってきます。暴言そのものがブーメランのように戻ってきて、自分がダメージを食らうことになるのです。そう考えると、自分は本当に相手に対して思いやりのある言動をとれているのか振り返りたくなりますね。
これは悪口や陰口に限った話ではなく愛情も同じです。本当に相手のことを思い、与えた愛情ならば、たとえ受け取ってもらえなくても自分のものになっています。「愛する」という気持ちは相手にあげているように見えて、実は自分がもらっているのです。
そう考えてみると、他人に優しさや思いやり、親切心など「いいもの」をプレゼントするようにすれば、自分の中がどんどん豊かになっていきますね。
反対に、たとえ相手から嫌な言葉を投げかけられても受け取らなければそれは相手のものになります。わざわざ相手に合わせて自分を下げる必要などないのです。いいことは与え、嫌なことはスルーして受け流す。そんなふうに心得れば、幸せが広がって生きそうです。

2015.02.26

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko