セフレの条件 Vol.3 セフレはお金のかからない風俗
前回まで男性の思うセフレについて、お話をしてきました。女で生まれてきたならば、自分のカラダを何より尊ぶべきなのです。さあ、セフレのドツボから抜け出しましょう。
けしてあなたが満足しないのは、二人のゴールが違うから。
男性は「これはセフレ」だと割り切ることができますが、女性は「もしかしたら、恋人になれるかも」と 思い、割り切ることができません。それは私たち女性の情の深さにあります。それだけ女性にとって、カラダを差し出すということは、精神的に重いものなのです。
前回セフレは取引相手だというお話をしましたが、加えていえば男性の中でセフレは、スポーツをする相棒のようなものです。相手をある程度は選べども、あなたでなくてはいけない理由は全くないのです。もし「あなたじゃなければいけない。他の男と付き合って欲しくない」という思いがあったら、彼からとっくに告白があり、つきあっているでしょう?
もう一度言いますが、セフレが恋人に昇格することは、毛ほどもないのです。
男性からしてみれば、女性からカラダを許され、自分の手に入ってしまえば、テンションは下がるばかりなのです。もちろん、あなたへの関心も比例して薄くなっていきます。反比例して、あなたからの愛情は膨れ上がってくばかり。
そのテンションの違いは、だんだんとあなたの心に鬱々とした思いを生み、苦しみになっていくのです。
重い女で、結構です。
本命になっている人たちの共通点は、「軽い女ではないこと」です。これは男性にとって、精神的に負荷をかける女、という意味ではありません。自分のカラダを大事に扱っている女性という意味です。
セフレになるということは、自分の体を切り売りするということです。セフレの女性に対して、男性が思う本音は、「誰にでもしているんだろうな。こういうこと」です。「俺以外にもこの人は誰かとセックスはしてる」と思っているのです。
そんな女性が「かけがえのない、唯一無二の女性」になることは、天地がひっくり返ってもありえないんです。女性が「私にとってのかけがえのない、ただ一人の男性」を求めるのと同じで、彼らだって、そういう人と結ばれたいですからね。
男は割り切ることを強いることで、甘えている
「俺たち、セフレだよね」という暗黙の了解は、男性の甘えです。ですが同時に、女性もまた、このぬるま湯の状態に甘えていることを忘れてはいけません。
男性はセフレというカテゴリーを相手と共有することで 、「束縛されること」からは逃れることができます。
なにより、自分がむしゃくしゃしたり、寂しくなった時に相手をしてくれる人はとりあえず、一人くらい抱えておきたいと思っています。便利だし都合はすこぶるいいのです。しかも相手は、自分のことを好いてくれているのが分かっているわけです。
お金のかからない風俗嬢を一人抱えているようなものですよ。
あなたは、風俗嬢になりたいですか? 一度、心に問うてみてください。
最終回、Vol.4に続きます。