なんとも悩ましい…“セックスで後悔していること”男女の違いから分かることとは?
昨年は「高齢処女」なる言葉まで飛び出したほどですが、いい年してセックス経験があまりに少ないことを密かにコンプレックスを抱く女性は意外と多いのかもしれません。では10代の頃からお盛んで、経験豊富ならばいいのかというとそうとも言い切れないのがセックスの悩ましいところ……。経験が少なすぎても多すぎても、悩みの種になるというのもセックスの奥深いところと言えます。
そして自分の経験について、誇らしく思い自信に満ち溢れているという人は、男女ともに少なさそう。極めてプライベートなテーマなだけに内心、後悔の気持ちで一杯だという人がじつはかなりいると考えられます。そこで今回は、アメリカの調査で浮かび上がってきた“セックスで後悔していること”について、男女の違いにクローズアップしてみたいと思います。
“セックスで後悔していること”(『性行動アーカイブ』2013、アメリカ)
女性編:
・じっくり相手を知る前にセックスを急いでしまった、あるいはセックスをたくさんやりすぎた…43%
・初体験の相手が間違っていた…41%
男性編:
・性的関心を持っていることを、相手に伝えられなかった…55%
・若いときもっと奔放に性を楽しんでおけば良かった…48%
さあ、上記の内容から男女についてどんなことが浮かび上がってくるでしょうか?
初体験について後悔している女は多い??
良くも悪くもその後のセックス観に影響を及ぼす初体験。少女マンガのように初恋の人と美しく結ばれる……というのは残念ながら乙女の幻想に過ぎないようです。なぜなら41%もの女性が、初体験の相手が間違っていたと後悔しているのですから……。後悔をひきずるくらいなら、焦って処女喪失する必要はまったくないと言えそうですね。
女にとって経験豊富ということは、後悔の原因にもなる??
さらに意外なのは、セックスを急いでしまった、あるいは経験が豊富すぎるということに後悔している女性が多いということ。女性にとってセックスとは、やはり単なる性的快楽を求めることだけでなく、信頼し、愛している人と愛情を確かめあうという要素が強いようです。ただ単に回数だけ重ねて経験豊富になっても、結局精神的に満たされなければ後悔の原因となってしまうのでしょう。
セックスについて男はけっこうロマンチスト??
セックスについて直接的な後悔が多い女性に比べ、男性の後悔は少々“質”が異なるような感じを受けます。もっと精神的というか、「……しておけばよかった」というタイプの後悔なのです。性的関心がある(もっといえば“君とセックスしたいんだ”ということでしょうか)ことを、相手に伝えられなかった。若いときにもっと性に関して冒険しておけばよかった……いずれもアクションを起こさなかった自分自身への後悔と言えます。そう考えると、男性って意外とナイーブで繊細なんだなという気がしませんか。
いかがでしょう、誰にでも人に言えない後悔のひとつやふたつあると思いますが、大切なのは同じ過ちを繰り返さないこと。後悔している過去の体験を消すことはできませんが、その後悔からなにかしらの教訓を引き出してみれば、それも貴重な体験に変えてみることができることでしょう。