男と女、涙の関係 ~どんな涙を流す男を選ぶべきか~

あなたは最近、泣きましたか? いつから、涙を流していませんか?
“涙は女の武器”なんて時代もすぎ、女性はめっきり泣かなくなってしまいました。その一方で、映画の完成披露で涙を流すのは、男性俳優人。2014年もしかしたら一番の話題性を誇ったあの号泣会見ほどではもちろんないだろうけど、男性の涙を見る機会は格段に増えました。
今回はそんな「涙」をテーマに、男女間の恋愛について考察してみようと思います。


女の涙の必要性

弱い立場にいて耐える涙は、昭和の女の涙。今の自分はこんなに辛いのだとアピールする涙は、ずるい女の涙。歯を食い縛る悔し涙は、キャリアウーマンの涙……。あなたの涙は、どんな涙ですか?
少女の頃にわけもなく泣くたび、私たちは大人の女へと成長していきます。しかし大人になってからはなかなか泣けません。いくらストレス発散の涙だからと言っても、わけもなく泣いてばかりでは情緒不安定になってしまうし、人前で泣く女はあざとく見えてしまいます。女の涙は計算の象徴になってしまった。だから、よほどの理由がないと泣けない……。これってすごく、切ないことだと思いませんか。本当は、大人こそ泣くべき。それも、心にとって良い涙を流すべきなのです。

女の涙の流し方

では、良い涙とは一体どんな涙なのでしょう。やはり演技の涙よりも、何かに心を動かされて自然と出る涙のほうがたくさんのメリットがあります。
まずはそのリラックス効果。泣くことで凝り固まった心がほぐれ、心のデトックスができると言われています。すっきりと楽な気持ちになることで、安眠効果も得られます。涙にはコルチゾールというストレス成分を低下させる作用があることが、科学的にも証明されています。また、感動して流した涙には多量のマンガンが含まれています。マンガンは体内で一定量を超えて蓄積されると、なんとうつ病にかかりやすくなってしまうという研究が進められているのです。涙はその余分なマンガンを体の外に排出する役割を担い、うつ病予防にもなると言われているのだとか。
本でも映画でも、感動して自然に涙を流すことは、とても大切です。

男の涙を見極めて

泣く男は嫌! なんて人も多いかもしれませんが、男性が泣くようになったからと言って、男の涙を否定してはいけません。むしろ女にはない、真っ直ぐな純粋さからの涙であることのほうが多いのだから。問題は、かつての女性のように、僕はこんなにも不憫なのだと同情を誘おうとする涙を流す男性。淑女の皆様は、絶対にその男性を選んではいけません。そんな人いるの? という声も聞こえそうですが、ええ、いるんです。だから注意しなければいけないのです、その男性が流している涙の理由を。つまり、自分の保身やシンデレラ症候群で泣いているのか、他人のために泣いているのか。他人のために泣ける男は、人を大切にする男です。誰かの悲しみを分け合うために、誰かの嬉しさに感極まったために涙を流す男性は、人間としてとても素敵ですね。

ストレス社会の世の中でも泣ける心の柔軟性を持ち続け、内面から優しく穏やかに生きましょう♪

2015.01.06

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記事を書いたのはこの人

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Written by 香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。 好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。 趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。