彼のどこを見ている? 「本音」を知りたいならそこじゃない。
人の「しぐさ」や「行動」は基本的に何か意味があります。本音を知ることは少し怖い気もしますが、知ることで新しい視点から彼を見ることができるかもしれません。
顔の表情以外を見る
心理学関連に詳しくない人でも「表情を見れば相手の心理を読み取れる」、などと聞いたことがあるのではないでしょうか。例えば、嘘の発言をする時などに目が泳ぐということです。しかし、頭がきれる男性、賢い人は顔の表情だけでは読み取ることが難しい時があります。それは彼らが常に落ち着いていて冷静を保っているからです。頭の回転が速い人は常に頭の中で「考える」という癖があるため、物事を客観的にとらえています。そして自分のことも。そのため表情の変化が掴みにくい場合があります。相手に心理を読み取られないように意図的に表情を変えない人も。
しかし、どんなに賢い人でも同じ人間です。どこかに必ず「隙」があります。その隙を見つけられるかどうかで本音を読み取ることができるでしょう。
「顔」以外に注意して見てみよう
その人の「手」「腕」「足」「体勢」など「顔」以外の箇所が、どういう動きをしているかが注意して見るべきところです。そしてその「しぐさ」には根拠があります。
例えば「鼻を触りながら話す人は嘘をついている」。これもよく聞く心理なので知っている方も多いはず。鼻が「ムズムズ」と刺激され無意識に触ってしまうそうです。「嘘をついている」という心理状況で「血圧」が上昇し、鼻の内部組織が拡張されるのが原因です。
また好意を持っている相手には「体を大きく見せたい」という人間が本来持っている動物的な本能で、襟元を正したり、服装や身なりに自然と手がいきます。
「話をもっと聞きたい」「集中して聞いている」という心理では自然と前屈みになっているので、話している最中にさりげなく確認してみましょう。
そして、反対にその場が「つまらない」「退屈」と感じたら、今度は足にしぐさが出てきます。これは「その場から早く抜け出したい」という心理が働くためです。座っている時に足をせわしなく左右組み替えたり、立っている時に常に動かしていたり。
心理というのは考えている以上に奥が深く、意味があります。ですが読み取るためには、自分に余裕がないと上手くいかない時もあるので、落ち着くということを最優先に相手に接してみてください。
相手の心理を知るということは、とても難しいことです。ですが読み取ることができれば、相手が何を望んでいるか瞬時に判断ができます。そのためプライベートだけではなく、ビジネスでもとても役に立つのです。ビジネス書のコーナーに心理学の書籍が並べてあるのを、見たことがあるのではないでしょうか。心理学を学ぶことで、怖いものなどなくなるかもしれませんね。