「妊活」がかえってラブライフのストレスに…焦りすぎはかえってマイナスです!

2014.12.10

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就活、婚活、と私たちはつねになにか“目標”に向かって突き進んでいかなければならないような気に追い立てられていますが、その次に来るのが「妊活」つまり出産。そう女性ならではの大仕事が立ちはだかっています。小さいときからお母さんになりたかったという人も、結婚してはじめて子どもを持つことを意識した人も、誰もがすぐ妊娠できるというわけでもないのが現実の厳しいところ。結婚もしていて、準備は整ったのに子どもができない……となると悩みは深刻になります。


イギリスでは24%のカップルは破局!?

自然に夫婦生活を営んでいても、なかなか妊娠できないとなると「不妊」の二文字がカップルの頭をよぎります。“私が悪いの? それとも彼のほうに問題が??”、お互い疑心暗鬼気味になってくると、本来愛を深め合うはずのラブライフすら楽しめないものに……。それがやがて夫婦の間に溝を作ってしまうこともあるのですから、気をつけたいものです。
実際、イギリスで1年以上「妊活」に励んでいるカップルたちを対象とした調査をしたところ、半数近くが「妊活がカップル関係に影響を及ぼしている」と答え、また24%のカップルは破局に追い込まれそうだと認めているそうです。イギリスでは、不妊に悩むカップルが7組につき1組と言われており、けっして珍しいことではなくなってきています。
排卵期に合わせてしかセックスしなくなる、子どもがなかなかできないと自分に何か欠陥があるように感じてくる、ストレスを覚える、といったさまざまなネガティブな感情がふたりのラブライフに影響を及ぼしてきます。また、子どもがいないことで世間から偏見的な視線を向けられることにプレッシャーを感じるカップルも少なくありません。治療を続けているのに、なかなか子どもを授からないと、子どものいる友だちと会うのさえ億劫になってくるというのですから、そうしたストレスは無視できません。

妊活がストレスとなってしまってはもったいない

しかし“子ども、子ども”という思いから少し距離を置いて、改めてパートナーとどうやってもっと愛を深めていきたいか、ラブライフを楽しみたいか、もう一度考え直してみてはどうでしょう。そもそも妊活がストレスとなってしまっては、本来の自然な営みであるラブライフにまで悪影響が出てきてしまい、最悪ストレスからセックスレスにというパターンにさえなりかねません。よく長年不妊治療を続けていたカップルが治療を諦め、子ども以外のことにも目を向け始めたとき、妊娠が発覚したという話を聞いたりしませんか? それはきっと、ふたりが妊活のプレッシャーとストレスから解放されて、あらためてお互いと向き合い、愛し合ったとき、結果として新しい命を授かったということなのでしょう。もちろん、本人たちだって、驚きと喜びに満ち溢れたに違いありません。

ですから妊活にあまりにも一生懸命になりすぎる前に、もう一度パートナーとの関係を見直してみるのが一番いいように思います。なにごとも焦り過ぎは禁物、ふたりがリラックスしていることこそカップル円満の秘訣、そして何より妊娠にもつながるのではないでしょうか。

参考記事(海外サイト):Is trying to conceive ruining our love lives? 40% of Brits trying for a baby no longer enjoy sex - and a fifth only make love during ovulation

2014.12.10

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。