元カレをなかなか吹っ切れないのはどうして？　どう克服すればいい??

あんなに仲がよくていつも一緒にいたのに別れを迎えてしまう……。せっかくの恋が終わってしまうことはけっして珍しくありません。一つの恋が終わったら、いさぎよく次の恋愛に目を向けるべきなのに、なかなかそれができないのはどうしてでしょう？
それは彼に対する愛情そのものより、“執着心”のほうが大きいからかもしれません。もっとよりよい恋をするためには、なにより過去にこだわり続ける自分自身に決着をつけるべきなのです。ではそのためにすべきことはどんなことなのでしょうか??

そもそも元カレを吹っ切るのがこんなにも難しいワケは??

別れたのに元カレが忘れられなくて、いつまでも思い出していたり、SNSでストーカーのように別れた後も彼の状況を探ろうとしたり……なかなか吹っ切れないのは意志が弱いからなのでしょうか??　いいえ、これはむしろ生理的にも当然すぎることなのです。
脳神経科学の実験で、失恋したばかりの被験者に元カレの写真を見せながら脳スキャンをとったところ、反応が出た脳エリアは中毒や痛みを司る部分でした。つまり神経システムについて言うならば、失恋による苦しさは中毒症状のようなもの、そして身体的な痛みを覚えることだってあるというのです。
さらに精神的にも失恋は多大なるダメージを与えます。人は幸せを感じて生きていくためには、恋人からの愛情が大切です。その恋人を失うということは、安心感、セックスパートナーとして子孫を残していく可能性、恋人との日常生活そのものを失うことを意味します。それはもうひとりの人間としても死活問題、そして脳も失恋を“失敗”ととらえ、どうしてそんなことになってしまったのか理解しようとフル回転しようとするのです。しかしどんなに考えたり、分析したりしても、失恋という事実を変えることはできません。

元カレを吹っ切って、新しい恋に踏み出すためには??

では私たちは失恋の痛みから一生立ち直れず、後悔ばかりの人生を過ごすことになるのでしょうか。じつはどんなに手痛い失恋をしても、その心の傷は必ず癒えると言います。そのためには……。

元カレにつながる一切のものと縁を切る

吹っ切るために最も効果的なのは、元カレにつながる全てのものと縁を切ること。SNSでも記録を全て抹消、そして彼との共通の友だちともしばらく距離をおいて、思い出すきっかけを作らないようにしましょう。もちろん彼からもらったプレゼント、思い出の写真もすべて処分します。

仕事、スポーツ、趣味、打ち込めることに没頭し、エネルギーを他に向ける

元カレへの怨みを延々と抱え込んだり、ストーカーまがいの行為をしたり……。そんなネガティブなことばかりしていては、新しい恋が入り込む余地すらありません。あなたのその膨大なエネルギーをもっと前向きなことに向けてみれば人生ももっと好転するはず。仕事、スポーツ、趣味、とにかく打ち込めることに没頭して、忙しく過ごしてみましょう。積極的に活動することで新しい人との出会いも増えるし、それに体も疲れてしまえば夜ぐっすり眠れるようになり、やがて彼のことも遠い存在になっていくはずです。

女としての自信を取り戻す

ひとつの恋がうまくいかなかったからといって、女としての自分を全否定してはいけません。たまたま相手と、そしてタイミングがうまくいかなかっただけなのです。ですから失恋で落ち込んだとしても、女としての自信を取り戻すよう動いてみましょう。新しい自分に生まれ変わるつもりでエステに通ったり、合コンに参加したり、“女”としての意識を忘れないことが、はやく次の恋を見つける近道です。