現代の女子は我慢ができない! 便利すぎる世の中と現代女子の恋愛模様
世の中はとても便利になりました。離れている相手とお話できるし、どこに居ても思いが伝えられる。きっと昔は「今、彼はなにしているのかな?」なんて考えにふけりながら、彼への思いを募らせていったと思います。連絡がマメにできない分、相手の行動は見えません。だから信じるしかないのです。
今回は、便利な世の中になればなるほど、見失いやすい思いについてお話したいと思います。
昔の恋愛と、今の恋愛の違い
昔の恋愛は、便利でない分、恋愛も難しかったと思います。携帯がない時代では、約束の時間に遅れてしまっても連絡の取りようがないため、待っている側は彼が来るまで待つか、痺れを切らして帰るかの選択肢しかありません。
とてもシンプルではっきりした答えですよね。待つも待たないも、自分の意志というわけです。相手の行動が見えない分、信じる気持ちは養われていくし、彼に対しての思いの強さも増していくと思います。
ですが、現代では、約束の時間に遅れそうなら電話かメール、どこに居ようが位置情報まで教えてくれる便利なものもあります。SNSでも知ろうとしなくても勝手に彼の行動、交友関係なども把握できてしまう。反対に知りたくもないことでさえも、耳に入ってくる世の中です。
現代女子に足りない忍耐
どちらが良いというわけではないですが、ココで分かることは現代女子の恋愛には、忍耐はさほど必要じゃなくなってきているということです。
昔の恋愛は、彼に伝えたいことがあっても時間が解決してくれる術を学んでいたり、直ぐに相手に聞けない分、時間をかけて自問自答を繰り返すことでしょう。でも、現代は打てば直ぐ返ってくるというツールや感覚のせいで、なぜ自分はそう思ったか? なぜ自分は不安になったのか? という自問自答する前に相手に聞くことができるのです。わからなくなったら、相手に聞く。それを繰り返すことで生まれるものは「自分がどうしたいのかわからない」という感情だけ。
忍耐とは、相手に言いたいことを我慢するのではなく、伝える前に自分の気持ちは確かにしておくことだと思います。相手の言い分に対して反応し合い交わす会話に、なんの解決があるのでしょうか。
最後に
世の中はこれからも確実に便利になっていきます。でも、便利になっていく分、私達は不器用になっていっているような気もします。気持ちの伝え方を知らなくなり、自分の確固たる思いも分からなくなってしまったら、ロボットでない人間の価値はどうなるのでしょうか。
複雑な人間の思いは、いつの時代も一番大切なものだと思います。