私、なんでこのヒト好きなんだろう？　自分の深層心理を覗いて、叶わぬ恋にさよならしよう～前編

人は、人と恋に落ちます。そこに理由はなく、ただ説明がつかない衝動にかられて、恋をした相手を手に入れようとします。

「なんで、あの人が好きなんだろう？」
「こんなに好きなのは、どうして？　運命ってこういうものなの？」

人は正体がわからないものに、恐怖をおぼえるもの。そして同時に、ものすごく魅力を感じるものなのです。怖い話みたいに、ね。

彼をどうして好きなのか、見つめなおす

ただ、恋は一人でするものではありません。うまくいかない事だってあります。望みのないつらい片思いをしているのに、諦めようとしても、なぜか彼の元に戻ってきてしまったりすること、ありますよね。
何度も何度も諦めようとして、心は一生懸命離れようとしているのに、結局「彼が好き」というところに落ち着いてしまう……。なぜでしょうか？
諦める勇気だって必要なときがあるんです。誰でもない、あなたのために、です。
今日は「なんで、彼の事好きなんだろう？」という疑問にお答えします。
彼が好きな理由が分かれば、彼をすっぱり諦めて新しい一歩が踏み出せる勇気がわくかもしれません。あなたの深層心理を覗いてみましょう。

1．共通の知人と彼を取り合っている

女性の独占欲とは、すさまじいものなのです。加えて「ライバルに負けたくない」というのは、どんな人でも持つ自然な感情です。
ただ、それ、本当に彼のこと好きでしょうか？　自分の心に問いかけて見てください。ライバルがいなくても、彼のことが好きですか？　彼が手に入ったとき、本当に彼を愛せますか？　闘争心が燃えているから、諦めきれない恋なら、一度冷静になって考えてみてください。あなたは「ライバルに負けるあなた」になりたくないだけ。相手は誰だっていいのかもしれません。

2．誰かに反対されている

いわゆる「ロミオとジュリエット効果」です。誰かに反対されていると、そのわがままを通したくなってしまうのです。その恋を認めてもらうことで、自分を認めてもらえるのだと勘違いしているのです。
家族、親戚、知人、仕事の上司、部下、友人、仲間、元カレ……、誰かがあなたの恋を反対していませんか？　そしてあなたは、その反対意見に対して意固地になっていませんか？　反対されているのは、どうしてなのか一度じっくりかんがえてみましょう。
あなたは周りの人達からちゃんと認められているのです。だから反対や賛成などの意見が出てくるのですよ。大丈夫、ちゃんと、あなたは愛されています。
恋の成就と、自分の存在意義の主張を重ねてはいけません。彼をおいてきぼりにしないであげてください。

3．依存されている。or 依存している

彼が極端に、あなたに甘えてきてはいませんか？　またあなたが必要以上に、彼の甘えに対して寛容ではありませんか？　お互いが、いち人間として、自立した状態で付き合っていますか？
例えば彼があなたに、金銭的・精神的に依存しすぎてはいませんか？　またその依存をあまた自身が、甘んじて受け入れていませんか？　反対にあなたが彼に対して、異常なくらい甘えていたりはしませんか？
人間ですから、つらい時もあるし、甘えたいときもあります。ですが過度な甘えは、互いの成長の妨げになるのです。お互いが一緒にいなくても、自分自身で心のバランスを整えられる状態が最もベストです。
依存している相手がいなくなるから恋が諦められないのであれば、その判断、間違いです。

▽ 後編に続きます。