彼にとって自分は“当たり前の存在だ”という心地よさについて
当たり前、この言葉を皆さんどう捉えますか?
当たり前に思われたくない、この言葉の方が女性の口から出ることが多いです。では、なぜ当たり前になりたくないのでしょうか?
今回は、当たり前、という心地よさについてお話したいと思います。
愛する人に、当たり前の存在だと思われる幸せ
今回は、大きな意味での当たり前という言葉について考えたいと思います。
彼に対して当たり前と思われたくない、そのイコールはきっと、感謝されなくなるからという思いや、当たり前と安心させたら他を見るのではないかという不安から、女性は当たり前な存在になりたくないのだろうと思います。
ですが、見方を変えると、彼にとってあなたが当たり前の存在なら、きっと失われることはないでしょう。当たり前とは、あなたが居て当然だということ。人はあって当然のものを失くす事に一番恐怖を感じます。それは失うかもしれないという不安さえも持っていないからです。当たり前、それは手放すことのない存在ということではないでしょうか。
女性は生きる上での安定は望むのに、恋愛の安定は望めない生き物
何の問題もないカップル、女性は何の問題もないことに不安を作り上げていきます。幸せで浮足だっていると足元をすくわれるかもしれないから? この先もしも悲しい出来事が待っているとして、不安要素を考えないとショックが大きすぎるから?
幸せの感覚を持続させるのは大変です。反対に不安を持続させるのは簡単にできてしまいます。
このことから、当たり前という恋愛面での安定に対して、過剰に反応してしまうのです。反対に男性は、安定を望まなくても望んでも、自然に安定できる生き物。生きる上での優先順位が違いますからね。その優先順位が違うからこそ、彼女を当たり前の存在だと感じることができるのでしょう。
心地いい不満
「彼、きっと私のこと当たり前に思っている!」これは愚痴ですか? のろけですか? 筆者からすると、羨ましい限りだと思いました。私たちの生まれた時からそこにある当たり前は、家族だけです。他人同士が、お互いに当たり前の存在になるというのは、凄く素晴らしい事だと思いませんか?
当たり前という心地よさを、感じられるのであれば、目一杯感じて下さい。その存在になるには、お互い日々の積み重ねの結果なのですから、そんな不満を感じる必要は全くないのです。
当たり前の存在になれない恋愛も中にはあるのです。幸せの中の些細な不満は、忘れかけている大切な思いに気づかせてくれるスパイスのようなもの。その心地よさを存分に堪能して欲しいと思います。
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