ポイント差しで即いい女! 赤の上手な使い方

クリスチャン・ルブタンと聞いて、パッと思い浮かぶものは何でしょう?
きっと多くのレディ達は、裏底の赤が美しいヒール靴、と答えるはずです。そしてその美しいレッドソールは、いい女のイメージを色濃く纏っています。
秋冬は毎年と言っていいほど赤が流行るもの。事実、どうしてもダークトーンになりがちなこの季節のファッションに差す赤は、コーディネートをランクアップしてくれます。
……しかし! 赤は目が行きやすいぶん、使い方を間違えると一気に下品になってしまうもの。そこで、今回はあくまで品良く、美しく映える赤の使い方をご紹介致します。


リップの赤は、流行りよりも肌色重視!

流行りの赤リップ、レトロでコケティッシュで、時に挑戦的でとても素敵ですよね。街中で見かけると、つい目で追ってしまいます。
ところで皆様は、ご自身のパーソナルカラーをご存知でしょうか? パーソナルカラーとは肌や目や髪の色などから導き出される、いわば"自分に似合う色"のことです。そのパーソナルカラーを顔元に持ってくることで、シミやシワが気にならなくなったり若々しく見えたりします。
逆にいくら流行っているからといっても、肌がくすんで見えるリップカラーは乗せたくないですよね。
赤に限って言えば、おおまかですが、

ピンクの頬、イエロートーンの白肌

サーモンピンク系の赤

目や髪の色が柔らかくくすんでいるブルートーンの肌

パープルローズ系の赤

オレンジの頬、イエロートーンの肌

オレンジ系の赤

目や髪の色がはっきりしているブルートーンの肌

ビビッドな赤

が似合うとされています。
いろいろな赤を試してみたり、自分のパーソナルカラーを調べてみたりすることで、赤が似合ういい女に一歩近付けます。
また、赤リップ初心者の方はマットに塗るよりも、指でポンポンと内側からにじむように乗せる方法がオススメ!

赤い小物を2か所にon!

例えば、先ほどの赤リップとボルドーのクラッチバッグ。例えば、ルビーのネックレスと真っ赤なベルト。
ベーシックなワードローブにも赤を差すと、どこかいつもと違って見えて新鮮。さらに2か所にポイントを置くことで、赤に対するこなれ感が演出でき、コーディネート全体にも統一感が出ます。
赤は目立つので、協調したい部分や自信がある部分に使うのも一手。
筆者はスラリと女っぽく見せたい時に、前を開けたコートから少し覗くように赤いストールを首に掛け、その色よりも濃い赤のパンプスを履きます。簡単にIラインができスタイルアップが叶うので、ぜひ皆様もお試しください。

赤は女の心意気!

その日、力強い自分を表現したいのか、セクシーな自分を表現したいのか。赤の色にはたくさんのバリエーションがあって、色選びでその日のムードを表現することができます。
それは見えないところでも楽しめるもの。いえむしろ、見えないところだからこそ自分好みに楽しむべきなのかもしれません。ランジェリーやペディキュアに、赤を取り入れてみるのはいかがでしょう? それも新しくてちょっと高級な下着だったり、前の晩に塗ったばかりの艶やかなネイルだったり。例え服が一昨年の着古したニットだったとしてもしゃんと背筋が伸び、きちんと女でいられる……それが、隠された赤の魔力なのです。
加えて、素敵なランジェリーを選ぶ一時や綺麗なマニキュアを塗っている瞬間は、誰もが心踊る楽しい時間。歳を重ねても決して忘れたくはない、大切な気持ちですね。

赤い唇が印象的なマリリン・モンローは、こんな名言を残しています。

「私は女だし、女であることを楽しんでいるわ」

さあ、淑女(ときどき悪女)の皆様。赤を味方につけ、よりいい女へと向かいましょう!

2014.10.24

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記事を書いたのはこの人

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Written by 香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。 好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。 趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。