好きな人に愛されたいのなら相手の自由を許し、認めよう!
「彼から連絡がこなくて不安」「旦那さんが自分の話を聞いてくれない」よく相談される内容の一部ですが、それだけ“彼”に不満がある人が多いのだな、と思います。ですが相手に求めるばかりでは、彼はあなたに今以上の愛情など注いでくれないかもしれません。なぜなら、人は鏡のように相手と同じ反応をすることが多いですし、身近な存在であればあるほど、お互いに影響を与えやすくなります。さて、ではどうしたら好きな人にもっと愛されるようになるのでしょうか?
相手をコントロールしようと思わない
相手への不満を口にするとき、どのような気持ちになっているか分析してみるといいかもしれません。自分の気持ちを分析していくと、大抵は相手を自分の思い通りにコントロールしたいと思っています。そのコントロール欲というのは、実は愛とは正反対に位置する欲求なのです。相手に求めれば求めるほど、与えてもらえなくなります。ですから、思い切って、相手を何とかして自分の思い通りに動かしたいと思う欲を捨ててしまうといいでしょう。最初は「何で自分だけこんなに辛い思いをしなければいけないの」と悲観的になってしまうかもしれませんが、それでもめげることなく欲を捨て続けていけば、やがて諦めに近い気持ちを抱くようになっていきます。そうなると、相手はあなたの不満げな表情や行動を目にする機会が減っていき、心に余裕が生まれていきます。すると、二人の関係がより良いものへと変化していくでしょう。
相手の「個」を認める
当たり前なのですが、相手は違う人間です。あなたとは違った環境で育ち、違う価値観や考え方を持っています。それゆえお互いに悩むことも多いのですが、得るものも多いのです。付き合ったり、結婚生活を送っていく上で、ぶつかり合うことも一度や二度ではないでしょう。ですが、相手の個性を否定してはいけません。一時的にぶつかり合ったとしても“そういう考え方もあるんだ”と最終的に相手の個性を認めてあげることが大事ですなか中にはどうしても納得ができないこともあるでしょう。しかし、そこを否定し続けても何も変わりません。二人の心の距離は離れていく一方です。
それよりも、たとえ時間がかかったとしても、自分と相手の違いを受け入れ、認めていく姿勢を持つことが大切でしょう。100%納得のいく答えを得ることができないかもしれません。でも相手を受け入れ、認めようと思う気持ちこそが、愛なのだと思います。そのような気持ちは必ず相手にも伝わるはずですよ。
「~されなきゃ愛されていない」をやめる
愛されることへの物差しを持っていると、苦しい思いをすることになります。「私を大事に想っているのなら~してくれるはず」という考えはやめた方がいいかもしれません。愛の表現は本当に人それぞれなのです。だからといって、もちろんDVなどを受け入れる必要はありません。それは愛ではなく恐れからの行動です。ただ、相手と安心して一緒にいられる関係であれば、相手に対して愛を示す行動を求めるのは、愚かなことだと思います。二人で今リラックスして一緒にいること……。それは相手からの愛の表現の一部なのですから。