子どもが産まれたときこそ夫婦の真価が問われます! 夫婦の関係をどう変えていく?

2014.10.26

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どんなに仲の良いカップルでも子どもができると、その関係を大きく見直すことを迫られます。ライフスタイルが変わるのですから、もちろんお互い父親として、母親として変わっていくのが自然な流れ。そのことをうまく理解しないと、子どもができてから「今まではこうじゃなかった」と相手に不満を抱いたり、気持ちがすれ違ったりすることも出てきます。理屈では理解しているつもりでも、これが実際となると意外と難しいもの、そこで今回は夫婦の関係をどう変えていくべきなのか、考察してみました。


妻は頑張り過ぎず、心の余裕を失わないこと

子どもが誕生するということは、まさに生活が激変するということ、妊娠出産で女性の体は大きく変わるし、負担もかかります。それに加え、家事や仕事など“母親”以外の役も当然のようにこなさなければならないというプレッシャーが重圧となってのしかかってきます。そのようなマルチタスキングが要求されるなかで、大切なのは家族としての“ゴール”を見失わないこと。何もかもを今までと同じようなレベルでこなそうというのはかなり無理なことでしょう。家事をする時間も減るし、仕事も今までとまったく同じようなスタイルでこなせるとは限りません。あらゆる面で“完璧”を目指すのではなく、とりあえず基準はクリアすればOKな“合格点”で納得することを覚えましょう。
夫に任せられることは任せ、適度に手を抜くことも時には必要です。子どもにとって最も必要としているのは、仕事も家事も完璧にこなすママではなく、いつもちゃんと自分のことを笑顔で見守っていてくれるママなのです。

夫は環境の変化を自覚し、“新しい夫”に

女性は出産によって否が応でも母親の自覚が生まれますが、父親の場合はそれがないためもっと意識して父親になる自覚をしなければなりません。子どもが生まれれば、睡眠が妨げられたり、仕事のペースを落とすことだって必要に応じて迫られます。週末も趣味に費やしたり、ひたすら寝るというわけにもいかなくなるでしょう。こうした変化を積極的に受け入れ、新しく父親としての自分を開拓していくことに喜びを覚えることが大切。

そしてもちろん、育児も“母親の補助的な役割”ではなく、もっと主体的に取り組むことが望まれます。この自覚が中途半端なままだと、“子どもが生まれた途端、妻が自分の相手をしてくれなかった”とまるで子どものようなひがみを抱くように……。そうならないよう、妻も夫に妊娠中から「子どもが産まれたら○○したい、こんなふうに育てたい」ということをたくさん語るようにして、父親になる自覚を促しましょう。子どもと過ごすってこんなに楽しい、ということを夫にたくさん体験させることも、そんな自覚を引き出すツボです。とにかく今までの生活とは全く違う日々になるのですから、夫としても新しく生まれ変わるくらいの気持ちが必要です。

いかがでしょうか。“子はかすがい”と言われますが、子どもは本来夫婦関係にストレスとなるものではなく、より深い愛情と信頼で結ばれた夫婦になるきっかけになってくれるはずです。そうなるためにも、お互い変化を恐れず、変わっていけたらいいですね。

2014.10.26

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。