“こじらせ女子”は嫌われる!? 男が思う、“自信が持てない女子”への本音
自分の女らしさに自信が持てない、甘えたり、可愛らしさを表面に出すことが苦手。気づくとなぜか自虐キャラに走ってしまう……。そんな性質に少しでも心当たりを感じたら、あなたはこじらせ女子かもしれません。
こじらせ女子とは、実際にモテる・モテない、美人・不美人という問題とは関係なく、自分の女性性に自信がモテない女性たちのこと。昨年は流行語大賞にもノミネートされ、一躍話題となったキーワードですが、「これってもしかして、私のこと?」と共感した女性たちは案外少なくなかった模様です。
それでは、そんなこじらせ女子のことを、男性たちは一体どんな風に見ているのでしょうか。今回は女性誌『anan』の中で男性100名に向けて行われたアンケート結果を基に、実際に男性たちにインタビューを行い、彼らの本音に迫ってみました。
男性たちがニガテだと感じる理由
では、なぜ多くの男性たちはこじらせ女子を「ナシ」だと感じたのでしょうか。ここでは、『anan』の調査結果には無かった視点、「“恋愛対象“としてこじらせ女子見たとき、どう思うか」という視点も含め、実際に一般の男性たちに聞いてみた意見をご紹介します。
・「この手のタイプの子は恋人でも結婚相手でも、苦労しそうですよね。理想とするパートナーとはかけ離れているので、僕はナシ派ですね。一緒に時間を共有するなら、もっと有意義な時間が過ごせそうな子がいい」(システム関係/27歳)
・「よっぽど好きな子がこじらせた性格の子ならフォローするけど、基本的にはナシでしょうね。こういう話していて疲れそうな子とは一緒に居たいと思わないから」(美容関係/28歳)
一方、包容力のある肯定派の意見も…
・「全然アリですね。というか、好きになる時点でこの子、こじらせてるなとか分かる人ってほとんどいないじゃないですか。なので、それで好き嫌いは判断しないと思いますよ。そういう性格が分かるのは、付き合ったり、お互いを深く知ってからなんじゃないかな。本当に好きな子がそういう性格だったら、僕は受け入れると思いますね。別にこじらせに限った話じゃなくて、似たようなコンプレックスは誰だって持っているものでしょ」(福祉関係/29歳)
・「結論としてはアリですかね。ただし、こじらせ具合による。自己否定的っていうのは自信のなさから来ていると思うんですけど、自分がイケてる、モテてると思っている女子よりはよっぽど可愛げがあるなと(笑)。ただ、自虐的過ぎるというか、何でもかんでも物事を悲観的に見すぎる子は嫌です。行き過ぎていなければOK」(出版関係/34歳)
重要なのは“ネガティブ酔い”になっていないか
男性たちの意見はいかがだったでしょうか。総括してみると、こじらせ女子を“ちょっと面倒なタイプの女子”として捉えている男性はやはり多く、「恋愛対象として厳しい」と考える傾向も強いと言うのが現実のよう。坂上忍は、こじらせ女子たちの思考を単なる「ネガティブ酔い」とも指摘しています。
しかし、後者の男性達も述べていたように、決してこじらせ女子の全てがNGというわけではありません。素直になれない、自分のどこかに自信が持てないという気持ちは多かれ少なかれ、誰しもが持っているもの。そういった不器用な自分をまずは受け入れ、せめて褒められた部分は肯定してあげよう、ちょっと努力して、その部分を自分なりの武器にしてみようという、小さくてもポジティブな決意こそが、まずは「ネガティブ酔い」から脱出する第一歩になるのではないでしょうか。