名言「愛は忍耐強い」に込められた、ほんとうのメッセージとは??

2014.08.24

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「愛は忍耐強い」とは聖書からの言葉で、結婚式でも良く引用されるいわば「愛の名言」ともいえます。恋愛でも自分の都合や感情ばかり優先しがちな私たちにとって、よく肝に銘じておきたい教えだと思いますが、でもそもそも「忍耐」とはひたすら自分を押し殺して、耐え忍ぶことなのでしょうか? 本来の意味はちょっと違う気がします。ではこの言葉が教えてくれる、ほんとうのメッセージとは何か考えてみたいと思います。


そもそも「忍耐」って??

この言葉のなかで使われる“忍耐”とは、以下のように捉えてみるとよいでしょう。

・今現在だけに囚われず、より大きなスケールで物事をとらえ、理解する能力
・不平や不満をもらさず、自分の望むものを手に入れるまで気長に待てる能力

忍耐とは、目の前にある障害に直面し、克服する力を与えてくれる大切な素質といえます。これは美徳や長所になるだけでなく、人生のあらゆる局面で役に立つスキル。そしてもちろん結婚生活においても、他人と家族になり、ひとつ屋根の下で暮らしていくうえで避けられないさまざまな苦労やトラブルを乗り越えるのに大きな力となってくれます。

“忍耐”を実際の恋愛シーンに応用するには??

他人に対して忍耐強くなるには、その根本に相手への思いやりがかならずあります。思いやりがあるからこそ、自分にとっては理解できないような行動や価値観も受け入れようとする、たとえ今は理想的といえなくてもそれに近づけるよう長い目で見守ることができると言えるでしょう。ではその忍耐を実際の恋愛に活かすには、どんなことを覚えておけばよいでしょう?

“完璧な彼”などいないと自覚する

付き合ってみると、意外なほど相手の欠点や幻滅を覚えるような部分がたくさん見つかるものです。でもそこで彼を見限るようなことはしないで!! そもそも誰の目から見ても完璧な“理想の彼”なんて現実には存在しないのです。相手に対して、批判的な気持ちがもたげるときは、自分自身のことをよく振り返ってみてください。人のことばかり言えないことに、気づくはずですよ。

ときには相手の欠点や短所に目をつぶるくらいが丁度いい

几帳面で完璧主義な人ほど、他人そして自分に対してとても高いレベルを求め、少しでもそれから外れるのは我慢できないという傾向があります。なにごとも几帳面にマジメに取り組むのはある意味美徳かもしれませんが、こと人間関係となると相手が息苦しさを覚えてしまうこともあり、いつもうまくいくとは限りません。ときには彼の欠点や短所に気づかないくらいのほうがお互いストレスのない関係を築きやすいものです。

彼にも“忍耐強い”部分があるか、きちんと見極める

カップルならお互いの忍耐レベルが試されるもの、自分だけでなく、彼にもそんな“忍耐強い”部分があるかどうか、はっきりと見極めて。あなたに何でもしてもらうのが当然と考えるような人や、自分からあなたや他の人のために何かするのに腰が重い人は、忍耐レベルが低いと考えられます。もちろん、キレやすい、なんていうのは忍耐とは対極にある性質、そんな相手であなたが一方的に我慢したり、尽くすというのは健全な関係とはいえないのではっきりと別れたほうが賢明と言えるでしょう。

2014.08.24

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。