モテすぎないほうが幸せ!? 選択肢が少ないからこそ得られる「幸福」とモテ子の苦悩

2014.07.16

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360度全方位の男性を打ちのめすくらいの勢いでおモテになっている女子に対して、「いいなぁ、男を選びたい放題で……」なんて思ったことはありませんか? 男性陣たちからチヤホヤされる競争率の高い女子って羨ましいですよね。それに比べて自分は……と、現実にがっかりすることもあるでしょう。「え? 付き合った理由? 私のこと好きになってくれるのなんてこの人くらいだから」なんて思っている人もいるかもしれません。
ところがそんな「幸せな悩み」も、本当のところ、さほどいいものではないようです。実はモテないほうが幸せなのかもしれません……!


モテすぎないほうが幸せな理由1:特別感が増す

大量の人から好意を寄せられるモテ子。とはいえ、付き合えるのはひとりだけです。二股や浮気なんていうこともできますが、それはそれで「男好き!」「魔性の女!」などと叩かれるので人気はガタ落ち。結局ひとりの人を選ぶしかないのです。とはいえ、何人ものなかから選んだひとり。ときどき「別にこの人じゃなくてもよかったかも……」なんて思うことも。
その点、モテない女子は自分のことを好きになってくれる存在を貴重に感じます。「こんな私のことを好きになってくれたから……」と謙虚に相手からの愛情を受け入れて返すことができます。「好きと言ってくれた人=特別な人」という式が自然と成り立つのでスムーズに事が運ぶことが多いのが特徴です。

モテすぎないほうが幸せな理由2:相手に期待しない

たくさんの人からモテる女子は、必然的に相手に対して求めるハードルもあがっていきます。「好きになれるかも」という感情にプラスして「身長は~」「年収は~」などと条件で人を選んでしまうことも。また、数多くの人から選んだという事実によって、相手への期待値もぐーんと跳ね上がります。もちろん相手もふつうの人間なので求められることに応えられないこともあるでしょう。けれどそのたびに「ああ、もっといい人なのかと思った」とがっくりすることも。選択肢の広さと、相手の良さが必ずしも比例するわけではありません。
モテなければモテないで、相手のことを対等な目で見つめることができます。「大事な人」と相手のことをフラットな視点で見つめられるので、相手に「求めすぎない」「期待しすぎない」という基本的なことを心得ています。

モテすぎないほうが幸せな理由3:選ぶことをしなくていい

「選択の科学」のなかでは、20種類以上のジャムを売場に並べたときと、6種類しかないジャムを並べたときでは、6種類のジャムの売り上げのほうが10倍も高いそうです。あらゆる人からモテる人は、選択肢が多すぎて選ぶことが面倒くさくなってしまうというデメリットがあります。きちんとひとりの人と向き合うことができずに「本当にこれでいいのかな……?」と不安になることも。自分の選択に自信がもてなくなってしまいがちです。選ぶ必要がなければ、いつでも相手のことが特別。いい意味で「この人しかいない」と思えることは、幸せなことですよね。

「モテたい!」「モテこそすべて!」と、ついついモテというワードに引っかかってしまいがちですが、モテすぎるのも大変なようです。多くの人からチヤホヤされるよりも、目の前にある特別な人を大事にするほうが幸せを得やすいようですね。

2014.07.16

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko