甘い願望はキケン! 専業主婦が抱える“こんなはずじゃなかった……”
近ごろ若い女性に専業主婦願望が強いのだそうです。ちょっと上の世代をみても、仕事と家庭の両立であくせくしている先輩や、仕事を続けたいのに子どもができて辞めざるを得なかった例がたくさん。仕事に就くのも仕事を続けるのも大変なら、さっさと稼ぎのいい男と結婚して、ずーっと専業主婦でいるほうがラクだと考えるみたい。
たしかに一見もっともらしく聞こえるかもしれませんが、でも現実ってそうそう甘くないんです!! 憧れの専業主婦という地位を手に入れてはみたものの、“こんなはずじゃなかった……”と後悔している人たちのリアルな声を集めててみました……。
主婦業って意外と孤独、誰からも評価されない……。
毎日食事を作って、家を掃除して、子どもの世話をして……、専業主婦だって実はかなり忙しく、毎日のことに追われています。それなのにその努力や頑張りをきちんと認められる機会ってほとんどないんです。夫は「仕事から帰ってきたらすぐに夕飯が食べられて当たり前、家はいつもきれいに片付いていて当たり前」と思っているし、子どもは子どもで「もっとああして、こうして」と次から次へと要求が……。会社員なら少なくともお給料というお金で評価がありますが、主婦にはそれすらない……。誰からもその頑張りを評価されないってけっこう孤独感があります。
働いていたときと違って、自由に使えるお金があまりなくてストレス……。
働いていたときは自分のお給料のなかで好きに使える分がいくらかはあって、友だちとランチしたり、オシャレも楽しんでいた。でも夫の稼ぎだけで暮らすようになると、自由に使えるお金はじつはあまりない。美容院に行く回数も減ったし、ネイルサロンに行くのも気が引ける……、よほど稼ぎのいい旦那さんでない限り、この悩みを抱えている人はけっこう多いと思います。
いったん専業主婦になると、つぎに仕事を見つけるのが大変
“いずれまた働こうと思うけど、とりあえず今は主婦”、でも主婦期間があまり長くなってくると、次の仕事を探すのが難しくなってきます。年齢は上がっていく一方だし、その間スキルアップしているわけではないし、納得のいく仕事を探すのは大変。雇う側からすればたんなる“ブランク”としかみなされないようです。
離婚したくても経済的に不安で、不本意な結婚生活を続けることになる……。
夫とは気持ちが冷めきっていて、こんな状態が続くくらいならいっそ離婚したいと思っても、経済的に不安で踏み出せません。子どもがいれば養育費などがもらえると思うけど、いないので住む場所すら確保できるのかどうか……。仕事を続けていたら、こんなふうには感じなかったかもしれません……。
結婚生活はもちろんケースバイケースですが、専業主婦もけっしてラクな道ではないのです。ですから、ライフワークバランスはやはり慎重に考えましょう。一見ラクそうだからというのではなく、“こんなふうに生きたい”というスタイルを自分なりに持って、ブレないことが幸せを実感するためにも必要です。