大人の恋には多少は必要? 嘘との上手な付き合い方
恋においても「ウソ=悪」と考える人が多いようです。が、いくら恋人同士でも、なんでも正直に言えばいいというものではありません。余計な心配をかけない、修正しようのない過去について相手に余計な想像を抱かせない、など、恋愛においては嘘にもちゃんと存在意義があるのです。
嘘は必ずしも悪くない
異性もいる飲み会に出ること、血迷った彼が詮索してくる過去の恋愛のことなどもいちいち正直に伝えていては「開き直ってるの?」と思われたりケンカの種になることだって珍しくありません。穏やかな恋をしたいなら馬鹿正直になるのは避けるべき。そんなとき、自分がつかなくてはいけない嘘との基本的な向き合い方は、「ムリに答えない」「具体的なウソをつかない」の2点が重要。
例えば、元カレについての話題など、彼が聞きたがるくせに正直に話すと気まずくなるネタなら、いっそ「覚えてないなー」などと、答えないのも一つのテクニック。
また、浮気をしている、ほかに好きな人ができた場合など、明らかにこちらが悪い場合に具体的なウソをつくことは被害を拡大させるもと。誰かと一緒にいたことにする、出かけた日時を偽るなどの具体的な嘘は、つじつま合わせのためのさらなる嘘を呼びます。できる男はその場で嘘に気づいても、決定的につじつまが合わなくなるまであえて指摘せずにいることも。その場で追求されなかったからセーフ! ではないのです。
振り回されたくなければ行動だけを見よ(相手がつく場合)
一方、彼の本心がどうもわからない、わたしのことをどう思っているのか知りたい……。そんな場合は何を信じればいいのでしょうか? 彼に振り回されてしまう人の多くは、彼の言葉に一喜一憂している人が多いようです。あなたは会いたいのに彼はなかなか都合を合わせてくれない、そんなときに「彼も会いたいと言ってくれている」とポジティブな言葉だけにすがっているとどんどん彼の本心が見えなくなります。彼もあなたに会いたいと思っていれば、多少時間はかかっても必ず都合を合わせてくれるもの。口では会いたいと言いつつ、具体的な日にちを提示してこない、口では謝るけど、あなたが悲しむことを何度も繰り返す……。口ではなんでも言えますが、行動では嘘をつくのは難しく、人の本心は行動にしか現れません。行動だけを見ていれば、彼がどうしたいのか、今の二人の仲はどんなものなのか、キレイにわかってしまうものです。
また、男子からの褒め言葉についても「褒めてくれるけどお世辞かな?」と疑う人もいますが、あえて褒め言葉を口に出すことは相手を喜ばせるための行動。自意識過剰になりすぎず「理由はどうあれ、今は彼は私を喜ばせたいと思っているんだな」と素直に受け止めておきましょう。
そして、男子の立場からもあえて女子を傷つけるために嘘をつくことはそう多くありません。元カノ問題や、自分の時間ほしさの嘘もあります。浮気などのどうしても許せないこと以外なら、彼が隠しておきたいことはあえてスルーしてあげるような優しさを持つと、嘘をつかれることが結果的には減ってくるはず。