不幸な結婚生活は“おひとりさま”よりストレスになる??
アラサー世代になるとどうしても気になってくる“結婚”の二文字。今の生活をじゅうぶんエンジョイしている人でも、既婚者あるいは育児中の友だちを見て心が揺れ動くこともあるでしょう。でも“ひとりだと寂しいから”という動機で結婚に踏み切ってよいものでしょうか??
「不幸な結婚生活は、独身でいるよりストレスを抱え込むだけ」
ということが、ウィスコンシン大学マディソン校(アメリカ)による11年にわたる調査の結果が浮かび上がってきました。一緒に生活していてなにか気が合わないことがあったり、常に相手にイライラしたり文句を言うようなことが続いていると、当然ストレスはたまる一方。結婚生活に妥協はつきものとよく言いますが、妥協点を見い出せないでいるとお互いにとって不幸です。
精神的に自立した人なら、“おひとりさま”は幸せな選択といえる?
一般的には30代、40代になっても“おひとりさま”でいるほうが、寂しさや孤独感を覚えやすいと思われています。でも精神的に自立した大人なら、やりがいをもって取り組める仕事を持ち、ひとりで気楽に生活するのはそんなに悪いことではないはず。いつでも好きな時間にベッドにいけるし、部屋が散らかっていても家族の目を気にしないで済みます。大人になって自分の生活サイクルをきちんと作ってきた人なら、それは自分にとってもっとも快適なスタイルでしょう。
それに結婚生活に行きづまり離婚を考えるようになったら、膨大なエネルギーを要することになります。愛情面以外で大きいのが経済的な問題、結婚して主婦になったり、子どもがいて仕事を中断していると以前のような仕事に戻るのはとても大変です。さらにマイホームを購入していたら財産分与はどうするか、慰謝料はどうするか、などなど考えてみれば頭の痛い話ばかり……。
“おひとりさま”を選択している人は、そうしたしがらみやリスクを抱えないだけ賢明ということもできるでしょう。もちろん独身でいると時には寂しさや孤独を感じることもあるはず。でもれは既婚者だって同じです。むしろ既婚者ほど“この人と結婚するんじゃなかった”と思ってしまったら孤独感はより深いかもしれません。それに結婚しているとなると相手がいるので、自分がどう頑張っても、もがいてもしょうがないことがあります。それこそ、まさにストレスの元凶に。独身ならなにごとも“自分で決めたことだから”と思うことができる分、割り切れることも多いのではないでしょうか。
“結婚=幸せ、独身=さみしい”というのは幻想だ
ステレオタイプとして、結婚して家庭を持っていると幸せ、いつまでもひとりだと寂しそうという見方がありますが、それは完全に幻想に過ぎません。結婚して幸せになる人もいるように、独身というライフスタイルが自分に合っていて幸せという人もいます。どちらの幸せのカタチがあってもいいし、それを決めるのは自分自身です。だから、結婚していようと、独身でいようとハッピーかどうかは自分次第、いずれにせよ自分で選んだ人生なのですから自信を持っていきましょう!