“彼を変えてみせる!”は徒労に終わるだけ……、変えるべきはまず自分です!!

2014.05.17

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恋人と付き合いだして、思っていたのと違っていたり、理想とかけ離れていることに気づいて愕然とする人も多いはず。そこで大半の人が犯すミスが、相手を変えようとすること。“愛さえあれば、きっと乗り越えられるはず”なんて思うかもしれませんが、その愛は勝手な自己愛だったりしませんか?
そこでそんなミスを犯す前にぜひ気づいてほしいのです!

“変わるべきはむしろ自分”

ということに……。
なぜそうなのか、まず“彼を変えたい”と思うことのどこに問題があるのか、ご説明しましょう。


お互いの人間性を尊敬し、サポートし合うのが恋愛にとって不可欠。“変えたい”というのはエゴです

個性の違うふたりが惹かれあい、新しい関係を築いていく、それが恋愛の醍醐味です。自分にはない魅力、意外性、そういったものを受け入れ、認めていく姿勢が大切。あなたにとって不満なことも、彼にとっては人生のなかで大切にしてきた一部かもしれません。それを自分の価値観に合わないからといって、自分に合わせたい、相手を変えたいというのは、相手への愛情、思いやりというより自己満足なエゴではないでしょうか。

人は他人からの働きかけではそう簡単に変わらない……。

もちろん、“彼を変える”といっても上手にお願いしたり、相手を傷つけないような言い方をすれば大丈夫と思う方もいるかもしれません。でも、相手からすれば今のありのままの自分を受け入れてもらえない、批判ばかりされていると感じることがほとんど。人は自分で問題や欠点に気づいたとき、はじめて“変わらなきゃ”と心から思います。パートナーから毎回指摘されると、やがて過剰に反応したり、自己防衛本能を発揮して自分のやり方を貫こうとするほうが多いでしょう。そうなるとふたりの関係も愛に満ちたものというより、ギスギスした関係に……。それでは元も子もありません。
このように相手を変えようという試み自体、方向性が違うというか徒労に終わる可能性が高いのです。相手のことばかり気にする前に、まず自分自身を振り返ってみましょう。

フォーカスすべきは“相手”ではなく、“自分”です。

相手の些細なクセや習慣が気になって仕方ない、変えたいと考える人はまず、相手ではなく自分自身にフォーカスをあててみましょう。よく考えてみたいポイントは3つあります。

・自分はこの恋愛を通じて、どう精神的に成長したいのか、どんな自分になりたいのか
・その理想のために、自分はなにができるか、変われるか、新しく学びたいのか
・自分が変わることで、相手との関係をどう良い方向へ導けるか

人はつい自分のことを棚に上げて、他人を批判しがちです。残念ながらそれは、カップル間でも例外ではありません。むしろカップルという親密な関係なだけに、相手への要求度が高くなったり、ワガママな考えを振りかざしてしまうことがあるので、“相手を変えたい”というのは本当にキケンな考えなのです。

それよりも大胆にまずは自分が変わってみましょう。相手の行動にイライラするのではなく、「そんな考えもありかな」と一歩距離をおいてみたり、相手の立場や性格をよーく分析したりしてみると、また違った感じ方ができますよ。

2014.05.17

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。