もっと自由に楽しみたい! 今増えている「オープンな関係」とは?
Facebookの交際ステータスで日本語の仲間入りをした言葉「オープンな関係」。“どんな人でも友達申請拒否しません”と思っている人もいれば“公認の仲です”なんてイメージを持っている人も多いようですが……。実はこれちょっと特別な意味がある言葉なんです。今回はそんな“オープンな関係”についてご紹介します。
“オープンな関係”とは?
“オープンな関係”とは英語の“open relationship”に由来しています。その意味はずばり「特定の恋人やパートナーはいるけれど、ほかの人とも体の関係を持つ!」なんてちょっと過激な言葉。昔は“恋愛を気軽に楽しむ”なんて聞くと男性のイメージが強かったものですが、最近では女性も仕事をばりばりこなして経済的に自立していることや、結婚のスタイルが多様化したことによって自由な恋愛を楽しむ人が増えているようです。
海外では広く認知
日本ではまだまだ「何それ!」と思われがちな関係ですが、海外では有名人達もオープンな関係であることを公言しているんだとか。ハリウッドスターで有名なのはブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻。アンジーはインタビューで「貞節がお互いの関係にとって本当に重要かはわからないわ。一緒に住んでいるからって束縛されるわけじゃないのよ。私たちはお互いを制限しないよう気をつけているの」と語っています。
彼女達の本音は?
オープンな関係を望む人達の理由はさまざま。「彼のことは大切だし、大好きだけれど、まだ若いしもっといろんな人と経験してみたい」(20代女性)という気持ちからオープンな関係を選択することもあります。また「お互いに深い信頼の気持ちがあるから、この関係を選びました。パートナー以外に魅力を感じてしまうのは人間なら誰にでもあること。そんな素直な気持ちを相手に包み隠さず話しても、揺るがない関係でいたいから」(30代女性)なんてカップルもいるようです。
気をつけることは?
「別れたくないから」で始めない
オープンな関係はお互いのポジティブな同意の元で成り立つ関係です。「彼が浮気したけれど、別れたくないから仕方なくそうする」というネガティブな感情から、この関係を選ぶのはやめましょう。うまくいくどころか、その関係は必ず悪くなります。
嘘をつかない
オープンな関係を持つことは、誰かの心をもて遊ぶことではありません。「僕は本気だったのに!」なんて後々責められることがないように、関係を持つ相手には必ずあなたの立場をはっきりとさせておきましょう。もしも、相手に知らせることに抵抗を感じるのなら、彼とは真面目なおつきあいを! オープンな関係だからと言って嘘を重ねてはいけません。
ルールを決める
お互いにどこまでなら許せるのかルールを決めること。カップルによっては、体の関係はOKだけれど、「食事やデートはダメ!」、「相手のためにお金をだすのはダメ!」などさまざまなルールを決めているようです。オープンな関係とは言ってもお互いを思いやる気持ちは必要。パートナーを傷つけることがないように、何をされたら不快になるかをお互いにしっかり話し合っておきましょう。
まだまだ眉をしかめる人も多い“オープンな関係”ですが、恋愛の形は人それぞれ。こんな自由な関係を選択する人が、増えていくかもしれませんね。