恋人への不満、“話し合い”では解決しない、これだけの理由

2014.05.04

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よく恋愛ハウツー本では、「恋人となにか問題があったら、ふたりでじっくり話し合ってみましょう」「正直に話し合うことが何よりも大切です」といったフレーズが出てきます。そして私たちも「なるほど、確かにその通りだなー」と素直に受け取ってしまいがちです。でも、“話し合う”では本当の問題を解決できないことのほうが多いのです! それはどうしてでしょう? あまり指摘されない、核心的部分について迫ってみたいと思います!


“話し合い”ではカップル間の問題は解決できない、むしろ悪化させる可能性も!? その理由は??

“話し合い”はじつは高度なコミュニケーション能力を要するもの。にもかかわらず実際には、カップルでその能力に大きな違いがあることが多い。一言に“話し合い”といっても、恋愛面でのそれはじつに高度なコミュニケーション能力をを要するものです。
まず、

・自分の素直な気持ちを認め、それを言葉で的確に表現すること
・相手の話を無心に聞き、言葉だけでなくその背後にある心理まで読みとること
・感情的にならず、冷静に客観的に“話し合い”をすすめること

じつはこれらは私たちの大半がちゃんとできているとは言えないことばかりではないでしょうか。言葉じりをとらえたり、ただひたすら自分の言い分ばかりを主張して相手の話に耳を傾けなかったり、などなど話をすればするほどこじれる、関係が悪化するという例は枚挙にいとまがありません。

“コミュニケーション”重視なあまり、カップルたちが陥りがちなこと

よくコミュニケーションが大切、と言われますが、それも独りよがりだったり、過度に“コミュニケーション”に依存したりすると、かえって問題を悪化させる事態になるといったことがよくあります。カップルたちはよくこんなミスを犯してしまいがちです。

・相手を褒めたり、愛情表現をしたりするより、批判や悪口ばかり口に出してしまう
・相手の話を“自分への批判”と受け取ってしまう
・“泣く”、“怒鳴る”といった感情的反応を示し、冷静なコミュニケーションがとれない
・“話し合い”のなかで、相手のことばかり責め、本来“パートナー”として自分が果たすべき役割を見過ごしてしまう
・本当に言いたいことをきちんと相手に伝えられず、遠回しな表現になったりする→さらなる誤解を招くことになり悪循環に

いずれもパートナーとケンカや口論になったときに、思い当たるふしのあることばかりだと思いませんか?

自分ではきちんと“コミュニケーション”しているつもりでも、私たちの大半は自分流だったり、相手の立場にたった冷静な話し合いができていません。さらに、そのコミュニケーション能力も個人によって大きな差があります(自分の感情を表現するのは一般的に男性より女性のほうが上手と考えられています)。
より口の達者なほうが相手に対し優位に立って、一方的にまくしたてておしまい、というケースもあるでしょう。それがはたして、“コミュニケーション”と言えるでしょうか?

彼とのコミュニケーションが難しいと思う方は、“話し合い”という便利な言葉に潜む、落とし穴を意識してみるようにしましょう。

2014.05.04

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。