離婚原因にもなり得る?「実家依存症」の実態。
結婚後、3組に1組が離婚にいたるこのご時世。その離婚原因の一つに妻の“実家依存症”というケースがあることをご存じでしょうか。
実家依存症とは
妻が実家にべったり依存して、夫をないがしろにしてしまう状態を言います。実の親子である実家に頼ることはけっして悪いことではなく、度を過ぎた行動にも気付きにくく、結果夫婦間の溝が大きくなってしまう、という非常にやっかいな問題です。
10のチェック項目、あなたはいくつ当てはまる?
(1)買い物に行くときは、友達よりも母親と行くことが多い。
(2)実家に週2回以上の電話やメールは当たり前である。
(3)夫がいないときは、ほとんど実家で過ごす。
(4)自分が実家に頻繁に帰ることは、娘なので当たり前と思っている。
(5)実家の親から経済的援助を受けている。
(6)家事や育児を親に手伝ってもらっている。
(7)母親が娘(妻)に対して過保護、過干渉である。たとえば、母親が家事や子育てについて口出ししてくると、娘(妻)は母親の意見につい従ってしまう。
(8)夫よりも、親の意見を優先しがちである。
(9)悩み事があれば、夫よりもまず親に相談する。
(10)実家では母親の発言権・決定権が大きく、父親の影が薄い。
夫婦=家族という意識が薄い
上の診断項目、より多く当てはまることが多い人ほど危険信号です。半分思い当たる節のあるあなたは、離婚の影が息をひそめている可能性も……。特に(5)から(9)は、夫がまだ彼氏の状態から抜けきっていない場合に見られる状態です。家族としての絆がまだうまくできていない中で、影響力の大きい母親の存在に頼り切ってしまっているのです。(4)に見られるように「親子なんだから当たり前でしょ?」と言われてしまうと、夫も口出しできない状況に追い込まれてしまいます。
最近では子どもの名前や住宅購入、ひいては離婚の判断までも実家の母親の意見がないと決められない、なんてケースも多くみられるようです。失敗を恐れて正しい判断を頼るのではなく、夫婦としての答えを見出し家族の信頼を築いていくことが、一番大切なのではないでしょうか。