いったい何が違うの? 恋を呼び込むいい隙、不快な出会いを呼ぶ悪い隙
恋したいのに、恋から遠ざかっている人が一度は言われたことがあるのではないかと思われるセリフ「それはあなたに隙がないからだよ」。一方、自分では隙を見せたつもりはないのに失礼な対応をされたり、その気じゃないのに言い寄られて迷惑したあげく「あなたによけいな隙があるからだよ」なんて言われてしまったことがある人もいるのでは? 「隙」をコントロールできれば、恋愛シーンも思い通りになるかも知れません。恋愛における「いい隙」「悪い隙」は何が違うの?
人にナメられ、軽くみられる「悪い隙」
応えられない好意を呼んでしまったり、なんだかバカにされたような対応をされるのが「悪い隙」。誰にでも尻尾をふってるわけでも、性格的にボーっとしているわけでもないのになぜか「隙があるよね」といわれる人にはいくつかの特徴があります。
一つは「断れない」こと。頼まれるとNOと言いづらい、強引に誘われると気が向かなくても断れないというタイプの人は、「あの人だったら断らないし」と思われたり、ひどい場合には「いつ誘っても来るから暇なんだよきっと」的に、知らない間に軽く見られていることも。
さらにもう一つは「相手との距離感がわからない」場合。特に異性としての好意もない男の人に「送っていくよ」と言われてホイホイ送ってもらってしまったり、「飲みに行こう」のお誘いに普通二人だけで出かけてしまったりすると「この女はイケる!」と思われてしまうことも。仮に本当にそんなつもりがなく、「そんなつもりはなかった」と口で言っていても「だって二人で出かけてたじゃん」と言われてしまうことにもなりかねません。こんなケースが多い人は、自分の感情よりも「断って気分を害したくない」「嫌いなわけじゃないから断るほどでもない」と人にいい顔をしてしまいがちではないですか? 悪い隙は「人に悪く思われたくない」と過剰に思ってしまう事が呼び水と言えそうです。
「いい隙」の最大の特徴
いっぽう「いい隙」の最大の特徴は、「それを本人が狙って見せている」点と言えるかもしれません。好きな人にだけ狙って見せる笑顔や無防備な姿は「可愛い」と思われるステキな隙。狙って見せるのは隙じゃない! と思う人もいるかも知れませんが、笑顔は元々「あなたに敵意がありません、受け入れていますよ」というアピールでもあります。笑顔で話を聞いてくれる女性の前にいると「俺ってイケてるのでは?」と思うことができるので、その女性を側に置きたくなるという男性の声は良く聞かれます。狙った人には意識的に笑顔を見せて行きたいものです。
また、男性が女性に対して「彼女は俺の事が嫌いじゃないんだろうな」とジャッジするポイントに「二人の物理的な距離感」があります。女性からのボディタッチで、相手を急激に意識してしまう男性が多いのもこのため。さわる勇気がないにしても、デートのときは離れて歩かない、食事をするなら対面のテーブル席よりカウンター、などと、意識的に近い距離にいることでいい意味の隙を感じさせることができます。
狙った人には笑顔を見せる、そうではない人にはきちんと線を引いた対応をする。「相手にどう思われるか」より、自分の感情に素直に行動することが過不足ない「隙」を人に感じさせるポイントなのかも知れません。