ただ「つまらない」だけ? それともとっても「スイート」? バニラ・セックスの分かれ道はどこにある?
そもそも“バニラ・セックス”とは?
“バニラ・セックス”とは長期間安定した関係にあるパートナーとの心安らぐセックス。けっして刺激の強いものではなくても、定期的に安心してできるセックスのこと……というのが原則。でももちろんセックスとはけっしてそんな単純なことではないのです。
同時に、“ありきたりで、刺激のない単調なセックス”という意味も……。そう、安心感と物足りなさは実は紙一重だったりもするのです。
“私、ベッドでつまらない女になってないかしら……”という不安
セックスの相性やパフォーマンスって、とてもプライベートなこと。じつはパートナーにだって100%正直になるのはなかなか勇気がいります。“彼、本当に満足しているのかな”、“私、やっぱりつまらない女になってるんじゃ……”なんて内心悩むケースも多いことでしょう。でもその大半は余計な心配だと考えて。今の世の中、いろんな情報がありふれていて、“恋人同士ならめくるめくような熱いセックスをするべき”というメッセージがありふれています。でもそんなメッセージは男性側にも大きな無言のプレッシャーを与えているのです。世の中の“情報”や“数”に惑わされないで。あなたにとって一番大切なのは、あなたと彼がゼロから作り上げていく関係。セックスもその一部に過ぎないのです。
“バニラ・セックス”の楽しみ方
セックスはパートナーとふたりで築いていく関係だということを理解し、もっと真摯にパートナーと向き合ってみましょう。そうすれば“バニラ・セックス”はじつは極上のものだということに気づくはずです。
“不安”を捨てることで、もっとずっと素直に楽しめるようになる
男性も常に“オン”モードであるとは限りません、その日の体調やストレスなどさまざまな要因で“できない”状態になることに不安を抱え込んでいることも。そして女性側だって、“もっと胸が大きかったら”、“ただ受け身なだけではつまらないと思われるかも”といろいろモヤモヤ悩むこともあるはず。でもそんな悩みを捨て、相手を信じ、“いいセックス”を楽しむことに集中してみましょう。小さな悩みは不思議なほど吹き飛んでしまいます。
レスにならないよう、定期的にするよう心がける
やはり体の相性も日ごろのメンテナンスが大事。たまにしかセックスしないというのであれば、相手のことを知る機会だってはるかに減ってしまいます。だから、レスに陥らないよう定期的にセックスするよう心がけるべき。回数を重ねることで、相手の反応や自分のリズムもより分かってきて、いいセックスにつながります。
時にはうまくいかないこと、あっさり終わることもあると自覚する
常に期待が大きいと、その通りにいかなかったとき反動でがっかりすることも強くなりがちです。でもどんなに愛し合っているからと言って、毎回、毎回ものすごいセックスになるという期待を抱かないこと。体調と同じで、セックスの良し悪しにも波があるときがあります。ときにうまくいかないことがあっても、パートナーを責めたりしないこと、信頼感があればこそ、“こんなこともあるよね”と笑い合える余裕を持ちましょう。