家事をしない男の原因はきょうだい構成にあり? 不思議な男性の心理メカニズムに迫る!

2014.02.19

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“家事をしない男”、それはきょうだい構成に原因が!?

夫が家事について全然協力的ではない、あるいは家のことはやっぱり妻の仕事だと思っている……、という不満を抱えている皆さん、その原因はけっこう根深いものがあるかもしれません。“夫が家事をしないのは、もうそういう性格だから……”と諦めていませんか? 実は育った環境、もっと詳しくいえば“きょうだい構成”にその原因があるかもしれないということがアメリカの大学の学術リサーチで指摘されていました。


幼いころから家事を手伝うのは姉、あるいは妹の仕事だったから……

妹や姉など女きょうだいと共に育った男性ほど、“家事は女のやるべきこと”とみなすことが多いようです。それは小さい頃から姉や妹たちが両親に言われて、家事を手伝っているのを見てきたから。男女平等の世の中とはいえ、女の子ほど小さい頃から家事のお手伝いを親から指示されることが多いのが現実。「お皿を並べて」「おもちゃを片付けて」「お姉ちゃんなんだから弟の面倒よく見て」などなど言われているのを幼いころから見て育った男の子は、そんな状態がいわば“当たり前”と思います。
そんな思い込みは成長してからもなかなか変えることができません。成長して女性と一緒に暮らすようになって、いざ家事分担とルールを決めても、なかなか実行できない男性が多いのはそんな思い込みが頭の片隅に残っているのでしょう。頭では“やらなきゃ”と思っていてもどこか実行に移すのがニブイ。なぜなら小さいときから常に“自分以外の誰か(母親、姉、妹など)”が家事をやってきたから。テキパキと家事をこなすようになるにはそれなりに経験が必要です。

“誰かがやってくれるから……”という考えをまず捨てさせよう

幼い時は母親、あるいは姉は妹が家事をするのを見て育ち、“結局自分がしなくても、誰かがやってくれる”という甘い考えがある男性をパートナーに選んだ場合、どこかでその考えを捨ててもらわなければなりません。大人になって、恋人と一緒に暮らすようになったら、その彼女と新しいルールを作っていく必要があります。ここであなたがなんでもかんでも家事をこなすと、彼はまたそれを当然のことと思い込むでしょう。
ですから、彼にやってほしいこと、彼がすべきことはきちんと話し合って、お互い納得しておくことが、いいパートナー関係を築くためにも欠かせないことなのです。

参考記事:Why growing up with sisters makes men LESS likely to help with the washing-up: Adult behaviour influenced by female relatives says new study

2014.02.19

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。