知ってましたか? スキンシップに秘められた意外なパワーと重要性!
恋人と手をつないだり、ハグをしたり……、なにげない仕草のように思われるかもしれませんが、実はスキンシップにはかなり大きな効果があると、心理学エキスパートたちからも最近認められています。
スキンシップは言葉を超越した“コミュニケーション”である。
愛情を示す、安心感を与える、慰める、励ます、これらを話しかけたり、言葉で伝えようとするとなかなか難しいものだし、なかなか簡潔にはまとめられないでしょう。でもスキンシップでは瞬時によってこれらの感情を相手に伝えられると言います。伝える側としてでなく、それらのメッセージをちゃんと“キャッチ”する能力も私たちには備わっているのだとか。たしかに何か悲しいことがあったり、動揺しているとき、親しい人の肌に触れると驚くほど心が安らぐように感じたことはありませんか? それは肌と肌を通じて行われる、言葉を超越したコミュニケーションが成立している証といえます。
スキンシップが大いに発揮されるシチュエーションとは?
母親と赤ちゃん
母親と赤ちゃんのスキンシップは、“大丈夫、安心していいのよ”、“お母さんはすぐここにいるわよ”と伝え、信頼感を築くとても大切な要素。まだ無力な赤ちゃんにとってお母さんは自分の存在を預けているすべてでもあり、その肌の温かさから大きな安心感と愛情を得ます。事実、お母さんとのスキンシップは赤ちゃんにとって、痛みを軽減する効果もあると言われているほどです。赤ちゃんをマッサージする“ベイビーマッサージ”には、赤ちゃんがよく眠れるようになったり、情緒が安定するという効果もみられています。
恋人同士やパートナー
恋人と初めて手をつなぐときのドキドキ感や、彼に優しくハグされたときの安心感、これもスキンシップがもたらす効果のひとつ。肌を触れ合うことで、幸福ホルモンとよばれるオキシトシンが増え、心拍数が落ち着きリラックスできることがその理由として挙げられます。もちろんこうしたメリットは目に見えるものではありませんが、精神的には大きな癒しとなります。またパートナーに触れるだけで、その人が今どんな状態にあるのか(例:リラックスしている、ストレスを感じている)といったことが分かると言う人もいます。触れたときの肌の緊張感や筋肉の収縮で、相手の精神状態が推測できると言うのです。それも、息の合ったパートナーならではこそ。やはりスキンシップを甘く見てはいけません!
スキンシップもやり方を間違えたらキケン……。
親しい人や心を許した友人とのスキンシップは、精神的な安心感をもたらしますが、初対面の人や会社の同僚といった相手とのスキンシップは時として誤解や不信感を招く危険性があるので注意しましょう。とりわけオフィスではやはり十分すぎるくらい慎重になったほうが賢明。スキンシップはコミュニケーションのツールとしてとても強力、自分としては意識しなくても、相手に変なメッセージとして伝わってしまうことがあります、余計なストレスを抱え込まないためにも慎重すぎるくらいで十分です。