世界一“セックスレス??”な日本人、そのワケをふかーく考えてみると…
なぜ日本人は世界一“セックスレス”と言れるのだろう??
どういう方法で、どんな統計をとっているのかよく分かりませんが、“日本は世界一のセックスレス大国”という記事をときどき見かけます。外国の人は、「日本人は働きすぎて、時間がないから」とか「住宅環境がよくないんじゃないの」などといろいろ分析しますが、本当のところはどうなのでしょう? 日本人がみんな働き者で、セックスをする時間がまったくないというわけではないし、住宅環境も日本人よりもっと狭い家に住んでいる国の人だっていると思うのです。その真偽はともかく、世界一の“レス”だと言われる理由はもっとほかにあるのではないかと考えてみました。
もとから性欲が低い?そもそも“レス”とは??
日本人だから生物的に性欲が低い、ということはないと思います。一時的にストレスによって性欲が低下することはありますが、それはなにも日本人に限ったことではありません。そもそも“レス”とは、“本来、性交渉があってもおかしくない相手(つまり配偶者やパートナー)との間に、そういった行為が行われない”ということ。つまり“レス”とは性欲や生物的理由といったことより、パートナーと性についてうまくコミュニケーションがとれていないことが問題なのだと思います。
“レス”になる最も大きな原因は、パートナーとの間に“ズレ”があること
愛し合っている1組のカップルなら、体で愛を伝えあいたいと思っても不思議ではないのに、それができない、あるいはしないというのは、どこかふたりの間に認識の“ズレ”が生まれてしまっているのかもしれません。それは羞恥心や内気さから、本心はしたいのに“したい”と素直に伝えられないことにあるのではないでしょうか。また、カップルあるいは夫婦でも付き合いが長くなったら積極的に求め合わなくなっても仕方ないという認識が日本人には根強いとも考えられます。
“レス”になっても二人の関係に大きなヒビもなく、平穏にいっているなら問題はないと思う人もいるでしょう。でもその“平穏”が本当は諦め、失望、あるいはほかに浮気相手を見つけることで性欲を解決していることの“カモフラージュ”だとしたら、やはりカップルとして放置しておける状態ではありませんよね。
やはり、パートナーにはいちばん素直に、正直に、自分の気持ちを伝えることが大切。結局のところ、“レス”とはカップル間のコミュニケーションの問題なのではないかとすごーく思うのです。