私たちが結婚生活になかなか満足できないワケとは？？

本当に結婚生活に心から満足している人なんているの？

世界で一番愛する人と結婚する、本来ならもっとも幸せな人生イベントであるはずなのに、私たちは結婚に幻滅した人、そして離婚する人たちの話に事欠きません。相手を選び間違えたのか、それとも自分自身になにか問題があるのか、どうなのでしょう？
心理学のエキスパートたちは結婚にまつわる様々な考察をしていますが、そのなかでもなぜ結婚生活になかなか満足できないのかそのメカニズムについて語った内容がなかなか深くて、ためになります。

幸せを実感できないのは誰のせい？？

『結婚とは、自分に合った人を見つけることではありません。むしろ相手にとって相応しい人間になれるかどうか、ということが本質。多くの人は、間違った相手と結婚したと後悔しますが、じつはその原因はあなた自身にあるかもしれないのです』

なにかうまくいかなかったとき、相手のことを責めるのは簡単。でも自分で選んだ人と結婚する限り、その相手を選んだという自分にもなにか原因があるはず。“この人のために、より良い伴侶になろう”と思えることが、トラブルを乗り越える原動力になります。

いいかげん“運命の相手”願望から解き放たれよう！

『“この世の中には自分だけの運命の相手”が必ずどこかにいて、その人なら私のすべてを分かってくれるの“、適齢期になってもまだそんな王子様出現を夢見ている隠れ乙女たちがじつはかなり多いのも問題。パーフェクトな人間なんて誰もいないのだから、理想の相手なる存在を求めるのもあまりに非現実的ということに気づきましょう。長所もあって短所もある、それが人間だし、自分だってそう。それでもその人を生涯のパートナーとして愛し、受け入れていこうと思えますか？』

結局夫婦になってもお互い様なのに、自分のことは棚に上げて、相手の不満ばかり愚痴る、そんな態度じゃ、相手から見限られてしまうのも分かるような気がします……。

自分のニーズをはっきりつかむこと、そして変化を受け入れられることが肝心です。

『“お互いにとって理想のカップル”なんてありえません。相手との暮らしにうまく適応し、順応していけるか、ということが幸せな結婚の秘訣といえます。でもそのためには、まず自分自身がどんな生活やライフスタイルを持ちたいのか熟知していることが大切です。自分がどうしたいのか、はっきり分かっていないのに、相手に“幸せ”を求めてもうまくいきません。パートナーと生活する中で、自分と相手のニーズを理解し、上手に折り合いをつけ、あたらしい夢や理想を追っていける姿勢が本当に満足する結婚生活につながるのです』

結局、結婚生活がうまくいくかどうかは何よりも自分自身にかかっていると考えられます。至極当然のことなのですが、当たり前すぎて忘れがちなのもまた事実。不満を募らせる前に、まずよーく自分のことを考えてみることが大切です。