元スピリチュアル系占いライターが語る「幸せになりたいみなさまへ」。

「私、幸せになれるのかな……」そんな不安から、占いやスピリチュアル、自己啓発本を主とした“自称自分磨き”にハマッている人も多いのではないでしょうか？ なかにはこんな人もいるのでは。

・「アリノママの自分を受け入れてください」→面倒だから掃除しなくていいや。夜中だけどラーメンでも食べよう……などのアリノママの自分の欲望に従う
・「自分は素敵だと鏡の前で呟いてみましょう」→手入れをしない肌荒れボサ眉で“わたしカワイイ……”と言ってみる

はっきりお伝えします。そのままの自分を受け入れても、自分を素敵だと思い込んでもあなたは幸せになりません。自称自分磨きは、刹那的な快楽や安心にすがっているだけです。
スピリチュアル系占いライターをしていた筆者が、心寄り添う優しい占い鑑定士のホントの部分を暴露しちゃいます。

不倫相談多数！ それでも「あなたは幸せになれますよ」と言い切るワケ

鑑定相談にくる人に特に多いのは30～40代の年齢層。既婚者もいれば、結婚に焦る未婚の女性もいます。女性の悩みは大きく「この先結婚できるか」「彼の浮気」「不倫」に分けられます。なかでもトップなのがこの「不倫」。彼女たちに共通するのは「悪いのはわかっているんです……でも……わたし……。先生、どうすればいいですか？」という結論を鑑定士に丸投げするケースです。
彼女たちは事実と向き合うことから逃げ、どうにかして不倫相手と幸せになりたいという欲望を捨てきれずにいます。ですから、占い鑑定士は彼女たちに「あなたの恋愛運はこれからアップしますので、お相手の方があなただけを見つめてくれるようになりますよ」とお答えします。なぜなら、それが彼女たちの望んでいる答えだからです。「辛かったですね、頑張ってきましたね、もう大丈夫ですよ」と同情すること。刹那的な苦しみから解放することが務めなのです。

同情されたい？ それとも変わりたい？ 決めるのはあなた自身です。

あなたが求めているものが「共感」や「同情」であるならば、スピリチュアルや占い、「そのままのあなたでいい」と訴える自己啓発本に頼ることをお勧めします。現状が変わらなくても、心が救われることはあるでしょう。しかし「変わること」や「解決すること」そして「成長」を望むのなら、苦しくても自分の現状と向き合うことをお勧めします。現状を変えることができるのは自分だけ。そして自分を変えることができるのも、自分の心だけなのだということを心に置いておいてくださいね。