お金、子ども、お互いのイライラ……、結婚生活の試練にどう立ち向かう?

2013.12.20

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恋人同士なら、純粋に愛情でつながっていることが何よりも大事。でも結婚して夫婦として共に人生を生きていくとなると、愛情だけでは克服できないさまざまな試練が立ちはだかってきます。それには賢く、時には割りきって立ち向かっていくにはどうすればいいか、まとめてみました。


試練1:離婚に至る原因となりかねない“お金”の問題

お金にまつわるトラブル、争いはいつでも離婚のトップ原因にランクインしてきます。中でも最もよくあるケースが、大きなローンを組んで生活が苦しくなったという以下のようなパターンです。

1:めでたく結婚!
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2:将来子供のことも考えて“マイホーム”が欲しい
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3:子どもが生まれる前後で、理想的な“マイホーム”をローンで購入
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4:ローン返済のため、夫だけの収入では足りず、妻もフルに働きに出る
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5:子どもは保育園へ、夫婦は仕事が忙しく、夢の“マイホーム”でゆっくり寛ぐ時間すらない
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6:多忙なため、すれ違い生活となり、夫婦の心は離れていくばかり。しかもローン返済はなかなか進まない!

“夢のマイホーム”を考える前に、本当に自分たちの収入に見合っているか、ローンが組めるとしてもほんとうにそれだけの価値があるか、よーく考えてみて。
夫婦そろって遅くまで働かなければ、返済できないほどローンを抱えて生活することが本当に理想的な家庭と言えるでしょうか。また今の時代、いつ失業するか分からないというリスクは高く、安定した収入が突然無くなる日がくるかもしれません。経済的に厳しくなってくると、夫婦関係にも大きなストレスがかかるものです。
希望的観測で大きなローンを抱え込まなくても、収入に見合った等身大のライフスタイルでも、家族が幸せに生活できる方法をふたりでよく話し合って決めることが大事です。

試練2:子どもが生まれて生活が一変、セックスもできなくなった

子どもの誕生は夫婦にとって素晴らしい出来事ですが、同時に夫婦関係に大きなストレスを与えるのも事実。特に最初の1年は夜の授乳や夜泣きなどで生活サイクルも大いに乱れます。寝不足が続き、赤ちゃんのお世話で精一杯、夫婦の営みどころではないというのが本音のカップルもたくさんいます。
でも、ここで子どもを理由に、夫婦のきずなを後回しにするのは本末転倒。夫婦が安定した関係でいてこそ、子供を安心して育てることができます。この時期はとくに夫もおむつ変え、料理や家の掃除、できることは何でも手伝って、妻を労わろうとすること。そして妻も育児をすべて抱え込もうとせず、夫にたくさん頼るようにしましょう。
寝室では、セックスをする気力体力がないときでも、スキンシップを図り、愛情を確認し合うことが肝心。お互い相手が100%自分の期待に沿っているといえなくても、努力していることは認め合い、より愛情を深めるべきです。

試練3:家事を手伝ってくれない夫に対し、妻が怒り爆発

なんだかんだいって、やっぱり家のことになると妻が家事の大半を分担しているのが現実。新婚時代はそれでもいいかもしれませんが、結婚生活が長くなり、子どもまでいるようになったら、やはり文句を言いたくなるものです。ただし「あなたはちっとも手伝ってくれない」、「いつも寝てるか、テレビ見てるだけじゃないの!」と怒りや批判を向けるのでは夫からもウザガられるばかり。そこで、こんな手を使って、夫を操作してみましょう。 

家事を分担するのではなく、一緒に行う

家事分担を決めている家庭も多いと思いますが、結局夫がサボってばかりということにもなりがち。むしろ分担ではなく、一緒に行うというほうが、作業しながら会話もできるし一石二鳥、それに不公平に感じることもありません。

やってほしい家事を具体的に指示する、あるいは二択で選択させる

家事をひとりで抱え込んでは怒りも爆発しやすくなります。だからこそ、なにをいつまでに、どの程度やっていてほしいか、なるべく具体的に頼むのが良策です。また「Aあるいは、B」と言うように選択肢を与えるのも効果的。
たとえば「夕飯作るのと、お風呂掃除、どっちをやる?」と聞けば、少なくとも夫は自主的にやるべきタスクを選ぶことになり、不満をこぼさず動いてくれやすくなります。ちょっとした心理操作で、相手の動きや受け取り方も大分違うものなので、意識してみてください。

2013.12.20

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。