夫婦げんかの特効薬とは?? これさえマスターすれば円満な関係になれます!
夫婦間で意見が合わなかったり、ケンカになることはどんなカップルでもあるはず。皆さんはそれをどんなふうに納めていますか? 一時は感情的になっても、ずっとケンカ状態が続くのはやはり精神的にもよろしくない。なんとかうまく仲直りしたいものですよね。
ケンカの特効薬はなにか???
アメリカの心理学者たちの調査によると、
「どんなに口論がヒートアップしても、妻が先に冷静さを取り戻し、感情的にも落ち着くことが仲直りの大きなカギとなり、長期的にも安定した関係を築くことにつながる」
といいます。
この調査は、カリフォルニア大学等の心理学助教授ライアン・ブロッホ氏を中心にまとめられたもので、80組以上のカップルをモニタリング・分析した結果をまとめた内容になります。この調査では、カップルたちのボディランゲージ、表情、声のトーン、会話の内容といったことをつぶさに観察したうえで心理学的な考察が加えられました。
女性側が気持ちの切り替えができるか
ちなみに夫側のリアクションや精神コントロール力は、夫婦関係にあまり影響を与えていることはないようで、夫婦間のケンカや危機を乗り切れるかどうかは、私たち女性側がいかに上手に気持ちの切り替えを行えるかどうかにかかっているとも言えます。
ケンカになってもドロドロした感情をぶちまけたりせず、すぐに冷静さを取り戻せる妻たちは、心理学的にいう“建設的なコミュニケーション能力”が高いと考えられます。つまり、ケンカや口論になっても、“今、問題となっているのは○○、だからそれを解決するための方法をふたりで探り合っていけばいい”という思考ができるかどうか。感情的になったり、相手を一方的に責めるようなやり方ではありません。
そのためには以下のことに気をつけるようにしましょう。
・一方的に自分の話だけしない、相手の話も聞こうとする
・ケンカしているからといって、被害者意識を出したり、“私ばっかり損している”という主張をしない
・議論に勝つことを目的としない
・今何のために話し合っているのか、ということにフォーカスする(話を脱線させない)
・ケンカがヒートアップしても、一息ついて冗談を言ったり、事態を笑い飛ばす余裕を持つ
・どうしても感情的になってしまう場合は、「今はお互い冷静になっていないから、明日の夜もう一度話し合おうよ」と仕切り直しをする
ちなみに、ケンカした後でも“仲直りのルール”があるカップルもいます。それは、ふたりでお茶を飲んでリラックスするとか、あるいはふたりで散歩に出る、とか小さなことでも構いません。
見方を変えれば、ケンカはお互いの価値観をぶつけ合い、新しい落としどころを探るための避けられないプロセス、それをいくつも経て本当に満足できる夫婦関係に近づけるのだと考えてみましょう。