“婚活”に夢中になる前に…。やっぱり見逃せない“性”のお話…。
結婚を夢見る20代やアラサー世代、“婚活”という言葉もすっかり定着感があるほどになりました。婚活や結婚に関する記事や相談ページもたくさんありますが、相手選びの基準としてよくあるのが「年収」、「勤務先」、「年齢」などなど。でも、もっと大事な、結婚生活の根源的なことを忘れていないでしょうか? それは、ずばりセックスのこと。
避けては通れないことです
夫婦生活といえば当然、性の営みも含むはずなのに、どういうわけか婚活がテーマの場であまり大っぴらに語られていない気がします。大人の男女がカップルとして一緒に暮らすうえで避けて通れないことなのに、いまだタブー視されているようです。
たとえば、年齢、年収、容姿といった条件がぴったり理想に当てはまる相手と結婚できたとしても、セックスライフがどうにも満足できないものだった場合、それでも幸せな結婚生活だと思えるでしょうか? そうなった場合、セックスの刺激を夫以外の相手に求めるようになっても不思議ではありません。でも、それって本当に望んでいた人生??
だからこそ、そんな疑問だらけにならないためにも、結婚を考えるなら性のこともきちんと考えておいたほうがいいと思うのです。
“バニラセックス”という表現
とはいえ、恋愛から遠ざかっていたりするとそんな話題と向き合うこと自体、とても勇気のいることかもしれません。そこで、まず自分としては相手とどんなセックスライフをおくりたいのか、イメージしてみるとよいでしょう。夫婦間のセックスで大事なのは、刺激や快感だけを貪欲に求めるのではなく、「信頼と安心感」。英語には “バニラセックス”という表現がありますが、緊張感のあるセックスではなく、甘くて安らぎ感を得られる行為を意味します。まさにバニラのようにスィートでやさしい気持ちに包まれる、そんな体験を共有することこそ理想的です。
夫婦とは毎日生活を共にする間柄になるわけですから、ときにはセックス自体がマンネリ化したり、体調が悪くてうまくいかないときだって必ずあります。それでも、ただ相手の肌のぬくもりを感じて安心できる、裸の自分をさらけ出せる信頼感がある、ということが大きなカギとなります。
ビジュアル化する
ではコンセプトは頭で分かっていても、いざ自分がそんなセックスをしているイメージが沸かないという場合は、ロマンティックな映画のセックスシーンを眺めながら、ビジュアル化してみましょう。相手の男性にどんなふうにキスをしていくか、服をどんなふうに脱いでいくか、どんな声をあげて相手の気持ちを煽るのか、具体的に真似できそうなテクニックを観察してみるといいですよ。
そして最後に一番大事なことは、相手に素直に自分の不安や希望を伝えられる関係を築くように努力すること。たしかにセックスにまつわる話はお互い、なかなか切り出しにくいし、恥ずかしいもの。
でも結婚するということは、相手を心身ともにパートナーとして選ぶ行為でもあるのですから、性についてもちゃんと話し合える関係でなければ、後々ウソを積み上げていくことにも繋がりかねません。ぜひぜひ、きちんと向き合ってみてくださいね。