立会い出産のとき、ダンナさまに手伝ってほしいこと
“育メン”なる言葉がもてはやされ、妻の出産現場に付き添う立会い出産もかなり多くなってきた世の中ですが、それでも生命の誕生という尊い瞬間を迎えることに動揺を覚えてしまう男性もまだまだたくさんいます。
はじめてであれば、なおさらのこと。出産という大仕事に立ち向かう妻をサポートするどころか、夫のほうが圧倒されっぱなしでまるで頼りにならなかった、、なんていう話もよく聞きます。
でもやはり、イザというとき夫には頼もしい存在でいて欲しいもの、“頼りにならない”なんて言われないよう是非活躍して欲しいポイントいろいろをまとめました。出産本番で慌てないよう、旦那さんとはじっくり話し合っておきましょう。
立会い出産、現場でうごいてほしいのはこんなこと
妻が快適に過ごせるために、こまめに動く黒子役に徹する
出産という大試練に立ち向かう妻、その彼女がすこしでも快適に、リラックスして過ごせるようこまごまと動くのが一番の仕事です。
出産の現場は、医師、助産婦、看護婦が次々に入ってきてなかなか慌しいもの、そんななか妻に飲み物やスナックを用意して与えたり、リラックスするための音楽をセットしたり、気働きでうごくことが大切です。
飲み物はお茶、エナジードリンク、ジュースなどいろいろな種類を用意しておきましょう。ジュースは酸味の強いオレンジよりもリンゴジュースなどがおすすめ。また、ベッドで飲むため太めのストローをつけて飲み物を渡してあげるとこぼれる心配もなく安心です。
また、陣痛から出産まで長丁場になることも珍しくありません。お腹も空くので、おにぎりやサンドイッチ、ビスケットなどの軽食も用意しておくと便利。“腹がへっては戦はできぬ”、空腹な状態でがんばっても、気分が悪くなったりするだけなので予備の食べものは何かしら準備しておくべき。
マッサージなどで緊張をほぐす
陣痛が長引くと、妻のほうもへとへとに。そんなストレスをすこしでも軽くするために、腰や背中をやさしくマッサージしてあげるとかなりリラックスすることができます。ストロークのような直線的なマッサージ、円を描くようなマッサージ、どんな動きが心地よいと感じるのか、自宅にいるときからいろいろ試しておきましょう。体をやさしく温めるヒートパックを利用して肩や腰など局部的に温めるのもグッドです。
はじめてのことだらけで緊張の連続!だからこそ、よく喋って気を紛らわそう!
出産の現場ってかなり独特のムード、よく分からないことが起こったり、お医者さんや看護婦さんの邪魔にならないよう気をつけたり、、周りの空気に圧倒されて、つい口数も少なくなってくる、、ということではサポートにはなりません。妻のサポート役として話し相手になったり、周囲の様子を伝えたり、とにかく自分はここにいて、妻をサポートするのだという気持ちをよくアピールしましょう。
その間、手を握っていたり、背中をさすったりといったスキンシップも忘れないように!ときとして、こうした小さなスキンシップのほうがずっと雄弁に気持ちを物語るときもあります。
もちろん、事前にどんなにいろいろ話し合っていても、現実は予想と大違い、なんてことが多々あります。予想外のハプニングにも慌てず、そのプロセスを楽しむ気持ちの余裕をもちたいものです。
ライター:Waxy