「大きくなったら○○になる!」子供の頃の理想と現実の違い
子どもの頃、「こんな大人になりたいな」という理想はありましたか? ぼんやりとした希望を持っていたという人もいれば、「こんな仕事をして、こういう街に住んで、○歳くらいで結婚をして……」なんて具体的なプランを思い描いていた女性も多いのではないでしょうか。
しかし、理想と現実は必ずしも一致しないもの。ということで今回は、女性たちに「子どもの頃に考えていた将来像と、実際に大人になった自分のギャップ」について聞いてみました。
仕事をバリバリこなす
「子どもの頃は『バリバリ仕事をこなすキャリアウーマンになりたい!』と思っていました。その夢を実現できるよう大手企業に入社したのですが、仕事のストレスで精神のバランスを崩し休職することに……。
子どもの頃は、仕事や人間関係の大変さがよくわからないままに『仕事は頑張れば誰にでもできるはず』と思っていたんですよね。今はただ落ち着いて働ける会社に転職したいです」(25歳/金融)
▽ 将来の夢は、進学や就職のタイミングで変わっていくもの。小さい頃の憧れの職業に就き、かつ楽しく働けているという人はどれだけいるのでしょうか。
都会に住んでキラキラした生活
「ドラマに出てくる都会の女性に憧れて、『大人になったら、私も都心のこういう部屋に住んで充実した毎日を送りたい!』と思っていました。
しかし実際に上京してみると、都内は家賃が高く、理想とはほど遠い部屋にしか住めません。子どもの頃に憧れていたグレードの部屋に住もうとすると私の月収を全て家賃に充てても足りないくらいで、現実に打ちのめされました」(26歳/教育)
▽ 理想の生活に近づきたい! という思いがモチベーションになる人もいるでしょう。そうでない場合は、自分が実現できる範囲で心地よい生活スタイルを見つけるのがオススメです。
早めの結婚や出産
「若くてきれいなお母さんに憧れて『なるべく早く結婚して子どもを産もう!』」と考えていました。しかし実際は、いまだに独身でここ数年彼氏もいません……。
結婚願望がないわけではないのですが、仕事や友達と遊ぶのが楽しくて、それ以外のことに頭が回らないという感じです。子どもの頃は『遅くとも25歳くらいまでには』と考えていましたが全然ムリでした」(29歳/IT関連)
▽ 子どもからすると20代中盤は大人に感じるかもしれませんが、実際は働き始めて間もない頃で「結婚にはまだ余裕がある」という印象です。周りに既婚者が多いかどうかなど、その人の生活環境にもよるでしょう。
大人になったらできることが増える
「子どもの頃は『今はいろいろできないことがあるけれど、大人になったら自然とできるようになるはず』と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
精神年齢は中学生くらいで止まっているような気がするし、泣き虫もあがり症も人見知りもまったく直っていません。小さい頃に思い描いていた大人の自分と、今の自分とのギャップの大きさに戸惑うことがあります」(31歳/広告代理店)
▽ 年相応の大人になれていない気がする……と悩む人も。「○歳になったから立派な大人」ということはなく、こういった悩みとは長く付き合っていくことになりそうです。
まとめ
幼い頃に考えた「将来こうなりたい!」という理想。そこからかけ離れた生活を送っていると、情けないような気持ちになることもありますよね。
しかし、人生経験の浅い子どもの頃に抱いた夢と、今思いつく「こんな人になりたい」という理想が同じとは限りません。過去に固執せず、今の自分はどうなりたいか、そうなるためにはどんな努力が必要か……と考えてみると、新しい道が開けてくるかもしれませんよ。