相手の記憶に残りたい! 名前を覚えてもらえる人になる方法4つ
以前、仕事でご一緒した方が「大阪出身の吉本です。お笑い芸人ではありません」とおっしゃっていました。それを聞いて、「完璧な掴みだなぁ」などとつい感心してしまったのですが、自己紹介って難しいですよね。
だって、ただ挨拶をするだけではダメなんですもの。挨拶をしても相手の記憶に残らなければ意味がないなんて、けっこうハードルが高いと思いませんか?
自己紹介でうまく話そうとしなくてOK
自己紹介は演説とは違います。ですから、うまく話せるかどうかを気にする必要はありません。うまく話すことよりも、まずは相手の印象に残ることを優先的に考えましょう。そのためにはやはり“最初の掴み”が大切なポイントとなってきます。
周囲と差をつけ、一歩リードするには?
(1)氏名となにかをひっかける
氏名から連想されるものはなんでしょう? もしもあなたの氏名があまり一般的でないものなら、それが強みになることでしょう。
たとえば、“中務さん”なら、律令制度時の中務省との関わりなど、名字の由来について語るだけでだいぶ印象に残りやすくなります。
“小林さん”なら、「それにしても、小さな林っていったいどれくらいの広さなんでしょうね?」なんて疑問符をつけてみるのも良いかもしれません。ごくありふれた苗字でも、話の持っていきかたひとつでじゅうぶん印象に残る自己紹介にすることができます。
(2)出身地のネタを入れてみて
たとえば、「埼玉の草加出身なので、おせんべいが大好きです。わたしのカラダはきっと8割がおせんべいです」なんていうのはいかがでしょう。イメージしやすい話題を自己紹介に盛り込めば、相手も共感しやすくなります。
(3)キャッチフレーズを決める
とてもおとなしそうで可愛らしい女性が「ヘビメタをこよなく愛しています。職業は秘書です」なんて言ったらどうでしょう。いろいろとギャップがありすぎて“かなり印象的に”見えるのではないでしょうか。
あらかじめ“○○な自分”というキャッチフレーズを決めておくと、予期せぬタイミングでの自己紹介でもバッチリとキメることができます。
(4)相手を楽しませて
自分から率先して相手を楽しませようとするくらいの気持ちでいきましょう。慣れないうちはけっこう恥ずかしいと感じがちですが、慣れてくればそうでもありません。
自己紹介というのは、あくまでも自分を紹介する場なのですが、それは全て相手がいるから成り立つということを忘れてはいけません。要するに、相手から「あら? とても楽しい人なのね」などと思ってもらえたら、大成功だということです。
日頃から自己紹介に備えておく
社会人になると特に、いつ、どんなタイミングで自己紹介を迫られることになるやら……それは全くの未知数。もしかしたら仕事中かもしれないし、行きつけの居酒屋でそうなるかもしれません。
日頃から、いつくるかわからない自己紹介の場に向けて自分のテッパンフレーズを用意しておいたほうが、いざというときに焦らなくて済みますよ。