大人になっても難しい…感情との正しい付き合い方とは?
大人になっても子どもじみた行動をとる人が少なからずいますが、自分でも気持ちがうまくコントロールできず、誰かにあたったり嫉妬したり、自信をなくして落ち込むことはありませんか?
そう、感情との付き合い方は大人になってもなかなか難しいものなのです。だからこそ正しい付き合い方について今一度考えてみましょう。
感情との正しい付き合い方
1. 自分の感情と向き合って、少し客観的に眺めてみよう
私たちは自分自身と感情を同一視し、切り離せないことが多いのです。だからこそすぐにカッとなって感情的になったり、ヒステリックになってしまったりします。もしそう感じたら、自分の感情を客観的な視点で観察する習慣をつけてみましょう。
怒りそうになったら、「おっ、私怒ってるぞ?」なんてコメディアンふうに自分で実況中継してみたりすると、その怒りという感情と自分自身を混同しないで切り分けて考えることができます。
2. ネガティブ感情ほど人は引き込まれやすい、だから自分自身と“切り離す”ことが大事
怒り、悲しみといったネガティブ感情ほど人は引きずり込まれるし、後々まで引きずりがちです。つまりそれだけ精神的にもダメージが大きいということ。だからこそ自分自身と切り離しましょう。感情は私たちが感じる一時的なものにすぎません。
例えば、そうしたネガティブ感情を空を流れる雲、あるいは駅をせわしなく通過する列車と想像して下さい。私たちはただそれを見つめ、通り過ぎるのを静かに待っていればいいのです。
3. 私たちが意識すべきは精神の“安定性”ではなく“柔軟性”
私たちは感情的になったり、不安定になることはよくない、精神は安定していることが望ましいと教わってきました。とはいえ悲しい、さみしいといった感情は自然とわき起こってくるし、それをあえて抑え込もうとするとかえって精神的に大きなストレスとなり、イライラや怒りを誘発することにもなりかねません。
無理やり精神を安定化させようとするより、不快でネガティブな感情も受け入れ、適切に対応できる柔軟性こそ必要なのです。
4. 感情にコントロールされるのではなく、自分が感情をコントロールすることを忘れないで!
自分自身に起こる全てをコントロールすることはできません。とはいえ怒りや悲しみなどネガティブな感情に対し、自分がどう対処するか、ということはあなた自身で選べます。ネガティブ感情に引き込まれ、さらに心をざわつかせるか、あるいはいったん気持ちを落ち着け距離を置いてみるか、どちらを選びますか?
自分が感情をコントロールできるということを忘れないようにしましょう。
まとめ
自分自身と感情を引き離す、というと何やら抽象的で難しく思われるかもしれません。でもまずはゆっくり深呼吸を繰り返すことで気持ちを落ち着けましょう。それからウォーキング・カラオケ・ダンス・子どもと一緒に遊ぶ……など何でもいいので、無心になれる瞬間や状態に自分を置いてみるのです。
それを日頃から心がけてゆくと自然と習慣化してゆき、感情との付き合い方に悩むことも少なくなってくると思います。