“怒り”のパワーをポジティブなものに変えるためやるべきこと5つ
怒りというとネガティブで抑え込むべきもの、というイメージがありませんか。でもどうしようもなく怒りを感じてしまうときって誰にでもあると思います。
そんなときは無理やり抑え込んだりするのではなく、怒りのパワーをうまくポジティブなものに変えてゆくほうが得策です。そのためにやるべきこととは一体何でしょうか?
怒りをポジティブに変えるためには?
1. 怒りを感じたらとっさに反応するのではなく、深呼吸をして気持ちを落ち着ける
怒りを感じたとき衝動的に何かすると、あとになって後悔することが多いし、そもそも冷静さに欠けているので自暴自棄な行動をとりがち。それでますます墓穴を掘ってゆくことも多いのです。
そこで怒りを感じても冷静な自分をとり戻すことが必要です。まずは目をつぶってゆっくり深呼吸を3回、それから目を開けても深呼吸を心がけながら気持ちが落ち着くのを待ちましょう。
2. 怒りを感じるのは不安の裏返しかも? 自分の感情をよく観察する
すぐに怒ってしまう自分に自己嫌悪、でもその怒りの正体は自信のなさや不安の裏返しかもしれません。それならその根本的な部分を解決しなくてはいつまでも不毛な怒りを感じ続け、精神的にも消耗してしまいます。
他人をコントロールすることなんてできないのに、自分の思い通りにいかないと怒る、あるいは他人からの非難や軽蔑を恐れている、ということはありませんか。怒りの背後にある本当の気持ちとまずは向き合いましょう。
3. ウォーキング・ランニング・ヨガ…とにかく体を動かして、怒りを発散させる
怒りをポジティブなものに変えるためにベストなのはとにかく体を動かすこと。無心に体を動かしているうちにイライラや怒りはだんだん解消してゆきます。体には程よい疲労感、心には心機一転するリフレッシュ感が生まれ、気持ちも自然と前向きになれるのは不思議なくらい。
体を動かすのが習慣になると体力もつくし、精神的デトックスにもなります。怒りの感情を前向きでポジティブに進むためのエネルギーに変換してゆきましょう。
4. 怒りは泣いている赤ちゃんと同じ。だから優しく自分に接して心を落ち着ける
怒っている感情を未熟で自分勝手なものだと切り捨てないで。怒りの感情はまるで泣いている赤ちゃんのようなもの。暴れだしたら、理屈では手がつけられないという共通点もあります。では泣いている赤ちゃんを目の前にしたら、どうしますか。
まずは自分の気持ちを落ち着け、そして優しく抱きしめてあげるでしょう。同じことを自分にもしてあげて下さい。荒ぶった気持ちは徐々に落ち着き、安心感に包まれてきます。
5. “怒っている自分”に対して手紙を書く
自分の精神状態と向き合うためにも日記をつけることがいいとされていますが、“怒っている自分”に対して、もう一人の冷静な自分として手紙を書いてみる、というのもいいでしょう。
怒りにコントロールされるのではなく、あくまで一感情として客観視してみるのです。書くという行為を通じて、怒りという感情があることを認識し、その感情を癒して平穏な精神状態に戻るためには何が必要なのか、よく考えることができるはずです。