親たちに聞いた「子どもにしてほしい親孝行」って?
「親孝行したいときには親はなし」なんて言葉があるように、いざ「親孝行をしよう」と思ったときには、親はすでにこの世にいないかもしれません。限りある時間のなか、自分を育てて愛情を注いでくれた親に何をしてあげられるのでしょうか? ここでは「子どもにしてほしい親孝行」を聞いてみました。
子どもにしてほしい親孝行
定期的に顔を見せてくれる
「子どもが大人になってからは仕事が忙しくてなかなか子どもと会えない。立派に成長してくれてうれしい反面、ちょっと寂しいかな。数か月に1回とか定期的に顔を見せてくれるとすごくうれしい」(50代/看護師)
▽ 親元を離れて暮らすと、なかなか子どもとも顔をあわせる機会がなくなるもの。いくつになっても親は親。子どもが元気に暮らしているのか、ちゃんとご飯を食べているのかなど心配になります。定期的に顔を見せて元気な様子を伝えてくれるだけで十分親孝行です。
親よりも長生きしてくれる
「親よりも長生きしてくれれば十分! それさえできれば本当に親孝行。健康にすくすくと育ってほしいな。幸せになってほしいな」(20代/主婦)
▽ 健康に育ってくれることが一番の親孝行。親よりも長生きしてくれることだけが望みだという親御さんもいました。たしかに、大切な子どもには自分よりもずっと長生きをしてほしいと思いますよね。
適度に頼る
「娘にたまには頼ってほしいなぁ。仕事も育児も家事も全部ひとりで抱え込まないで、適度に私を頼って使ってほしい(笑)。息抜きしたかったらいつでも帰っておいで~!」(50代/主婦)
▽ 大人になったんだから親に頼っちゃいけない……。そんなふうに思いがちですが、たまには頼ってもらったほうがうれしいという親も多いです。いつだって親は子どもの絶対的な味方です。苦しいときや悩んでいるときは支えてあげたいと心から思うのです。
電話をする
「声が聞けるだけでうれしいから、電話をしてくれるといいな。親元を離れた今も私の誕生日の日には電話をかけてきてくれて、10分くらいだけど話せる。それが本当にうれしい」(40代/主婦)
▽ 会いに行くのは大変でも、電話をかけるくらいはできるもの。誕生日や記念日などイベントの日に電話をして声を聞くだけでも親はうれしいものです。誕生日を覚えてくれることはもちろん、元気な声を聞くだけで親は安心します。
一緒に食事をする
「子どもが大きくなってからは一緒に住んでいてもご飯はバラバラ……。1週間に一度くらいは顔をあわせてご飯を食べたいなぁ。今日何があったのか話してくれたらいいなぁ」(40代/主婦)
▽ 一緒にご飯を食べられることはあと何回あるんだろう? 子どもが大きくなると親はそんなふうに考えるようになります。一緒に食卓を囲む時間は貴重なものですね。
毎日笑顔で幸せに暮らすことが一番!
色んな人に聞いてみると、子どもに何かしてほしいと望むよりも「元気に笑顔で暮らしてほしい」と子どもの幸せを願う親がほとんどでした。何か物を送るよりも、できれば会いにいき、元気な姿を見せるのが親孝行。物やお金よりも時間をかけるほうが、親はうれしいのかもしれませんね。